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旅先にうってつけの組み合わせ

マカオに行くなら360度カメラ「THETA」と自撮り棒を持つべし

2014年12月17日 09時00分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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 旅行に行くといつも「少しでも人と違う写真を撮りたい」と思う。観光地に行ってふと横を見ると立派なデジタルカメラを持っている人がいて、良い場所で撮影をしている。デジカメ自体のモデルも増えており、価格的に手を出しやすいタイプもあることから、カメラを持って出かける人が増えている印象だ。

 ただ、みんながやっているからこそ、人とは違った写真が撮りたい。撮影したデータを見せるのがSNS上の友達や、ちょっとした知り合いだとしても、「この写真いいでしょう!」と言いたい。

 そんな風に思っていたところ、偶然マカオに行く機会ができた。そこでずっと試してみたかったリコーの360度カメラ「THETA」で、マカオのいろいろなところを撮影してみた。

使ったのは写真にある2013年に発売したモデルで、直販価格は4万3740円(完売)。最新モデルは2014年11月に発売されたもので直販価格は3万4700円。前モデルとの大きな違いは動画撮影に対応したこと

THETAにピッタリな街並みがあるマカオ

 写真に入る前にマカオについて触れたい。マカオの正式名称は「中華人民共和国マカオ特別行政区」。香港と同じように中国の特別行政区となっている。土地面積はおよそ30.3km²で、東京の世田谷区の半分ほどとほぼ同じサイズの小さな半島だ。公用語は中国語とポルトガル語。日本からの直行便はマカオ航空の飛行機が成田国際空港と関西国際空港から出ており、どちらも週4便ある。時間は成田からであればおよそ4時間半で、関空ならおよそ4時間で着く。ほかの観光地にも興味があるなら、香港を経由してフェリーで行くという選択肢も取れる。

 マカオというとカジノのイメージが強いが、それだけではない。ポルトガル統治時代に建てられた複数の建造物を含む世界遺産「マカオ歴史市街地区」や、巨大なリゾートホテル、ホテルに併設されたこれまた巨大なショッピングエリアが数多くある。ここ数年に完成した「City of Dreams」などのリゾート施設はおおむね、内部は豪華絢爛、外観はスタイリッシュでライトアップが超ド派手。夜景がとにかくまぶしい。

 さらにこうしたリゾートは密集している。マカオ歴史市街地区にある建物も比較的近い位置関係に点在しており、ふらっと歩きながら写真を撮って回れる。

 パノラマ写真が撮りやすく、絵になるのでTHETAと非常に相性がよいと思う。

City of Dreamsでは、大量の水を駆使してパフォーマンスをする人気のショー「The House of Dancing Water」が上演されている

ホテルやカジノが集まる巨大複合施設「Galaxy Macau」

Macau Towerの高さは338mあり、マカオの景色を一望できる。233m地点から飛ぶ「バンジージャンプ」は世界最高の商業用バンジージャンプとなっている

大堂(カテドラル)はマカオ歴史市街地区にあるスポットのひとつ。複数回にわたる改修によって現在の姿になっているという。

大堂の隣にある建造物。こうしたクリーム色を基調とし、窓は緑で揃えられた建物が数多く残っており、その多くは教会として現在も機能している

セナド広場に面して建っている民政総署は、市民生活の行政を司る政府機関。中の見学もOK

(次ページでは、「THETAに自撮り棒を装着」)

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