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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第385回

案外人なっつこい!? 埼玉の古墳群で出会った猫たち

2014年12月12日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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とことこと寄ってきてしゃがんだ私の横にぴったりくっついてしまった、白くてしましまな猫。毛並みはふわふわで、たぶん近所の飼い猫。撫でてやったら頭を押しつけてきたので、その様子を無理矢理撮ってみた。後ろに写ってるのは、猫につかまってる私に呆れて、車に乗り込もうとしてる友人(2014年12月 キヤノン Powershot G7X)
とことこと寄ってきてしゃがんだ私の横にぴったりくっついてしまった、白くてしましまな猫。毛並みはふわふわで、たぶん近所の飼い猫。撫でてやったら頭を押しつけてきたので、その様子を無理矢理撮ってみた。後ろに写ってるのは、猫につかまってる私に呆れて、車に乗り込もうとしてる友人(2014年12月 キヤノン Powershot G7X)

 先日、街歩きの仲間達と埼玉県の埼玉にいってきたのである。「さいたま市」じゃなくて「埼玉」。埼玉県行田市に「埼玉」って地があるのだ。それが埼玉県の地名発祥の地であり、埼玉の中の埼玉なのである。

 主な目的は「さきたま古墳群」見学。さきたまってのは「埼玉」の古い呼び方で、そこにある古い神社は「前玉」(さきたまと読む)神社。関東有数の古墳群があり、大きな公園になってて古墳好きにはたまらない場所なのである。まあ、趣味です。趣味なんだけれども、猫がいたら撮るのだ。

 さすがに古墳の上を猫が悠々と歩いてたとか、石室の中で寝てたとかそんなおいしい話はないけれども、ふと出会った猫の姿をいくつかお披露目。

 たとえば、古い神社の社務所の前。

 境内を猫が歩いていると思ったら、とことことこと社務所に向かっていって、その前にちょこんと座ったのである。

 扉が少しだけ、ちょうど猫がは入れるだけ開いてる。開いてるんだからさっさと入ればいいのだが(外は寒いし)、どうもそこでいったん立ち止まって座る習慣らしい。猫の場合、よくあることである。

左から歩いてきた猫が神社境内の社務所の前でちょこん。よく見ると猫が入れる隙間だけ扉が開いている。そこから中に入ろうとしてるのだが、いったんここで止まるところがいい。その場ですかさず撮影(2014年12月 オリンパス OM-D E-M1)
左から歩いてきた猫が神社境内の社務所の前でちょこん。よく見ると猫が入れる隙間だけ扉が開いている。そこから中に入ろうとしてるのだが、いったんここで止まるところがいい。その場ですかさず撮影(2014年12月 オリンパス OM-D E-M1)

 ではその隙にと、ちょっとだけ撮影場所を移動する。

 ぱっと猫を見たとき、この角度からこれを背景に撮りたいな、と思うことはよくある。でも慌ててはいけないのだ。

 まず自分のいる位置から撮り、そのあとそっと撮りたいアングルに動くのである。最初なら自分好みで狙おうとすると、その動きが猫に影響して動かれてしまい(最悪、逃げられたり警戒されたりしちゃう)、撮り逃しちゃうことがままあるのだ。だからまずは撮れる位置から撮って様子を見る。

 このときは、せっかくの古社なのだから、その雰囲気を一緒に収めたいなと思い、猫の横に移動してしゃがんでカメラの位置をぐっと下げてみた。

 それがこちら。構図を変えるのにかかった時間は10秒。その10秒が大事なのだ。

 背景に鳥居や手水舎がはいって神社ならではの雰囲気に。

「中に入りたいなあ」と声が聞こえるような写真も、扉を構図から外し、神社っぽい背景に切り替えると、なんだか厳かで目の前に祠があるんじゃないかという写真になる。だから写真って面白い(2014年12月 オリンパス OM-D E-M1)
「中に入りたいなあ」と声が聞こえるような写真も、扉を構図から外し、神社っぽい背景に切り替えると、なんだか厳かで目の前に祠があるんじゃないかという写真になる。だから写真って面白い(2014年12月 オリンパス OM-D E-M1)

 このカットを撮った次の瞬間、トトトッと扉の向こうに消えてしまったので運がよかったのである。

 ちなみにこの猫、首輪に名札がついておりまして、望遠で撮った写真を拡大して見ると「きなこ」と書いてある。ここの飼い猫なんだろうな。

(次ページに続く、「 足元にまとわりつく猫は自分撮りモードで!」)

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