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ドコモ、スマホをホテルの鍵にする新事業 鍵ロボットベンチャー・アケルンと共同展開の「39HOTELS」

2014年12月11日 18時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 未来のホテルは鍵を受け取る必要がない。部屋があなたを認識し、自動でドアを開けてくれる。

 NTTドコモは10日、子会社NTTドコモ・ベンチャーズを通じ、新事業「39HOTELS」プロジェクトを展開すると明らかにした。鍵ロボットベンチャーのアケルンと協業し、スマートフォンをホテルの鍵にするというもの。ホテルの鍵を受け取るためにフロントに並ぶ手間を省くなど、宿泊施設の課題を解決するのが狙いという。

 アケルンが開発しているのは、ドアのつまみ(サムターン)部分に貼りつけるだけで使用できる自動ロック。ロボット鍵があらかじめ「鍵」として登録しておいたスマートフォンが近づいたことをBluetoothで認識し、ドアの内側から自動的に鍵を開ける仕組み。ホテル側はゲストの入退室情報をオンラインで確認できる。

 来年内の正式発表を予定しているが「アジャイル的に、まずは形にして動かしながら考えていく」(同社)としており、導入先施設、展開時期、展開規模、収益モデルなどはいずれも未発表。

 同事業はNTTドコモ・ベンチャーズの共同事業開発プログラム「39works」5つ目のサービス。これまで、自動チェックインサービスの「カオタス」(KAOTAS)、ビーコンを使った情報サービス「コレビー」(colle:be)、ランチャーアプリ「コレカ」(correca)、タスク自動管理サービス「デイリー」(daily)などを展開している。


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