スマートウォッチ市場はサムスン強し
Apple Watch、Google Glass……ウェアラブルデバイスシェア早わかり
2014年12月15日 09時00分更新
『そういえば、あの業界のシェアは結局どこが一番多いんだっけ……?』
そんな疑問を抱いたことがあるすべてのビジネスマンに捧ぐ連載。仕事でも利用できる業界ランキングや業界地図を私、高橋暁子が手っ取り早く紹介します。
Apple Watch、Google Glass……話題は十分のウェアラブルデバイス
ウェアラブルデバイスに興味があるという方も多いだろう。ウェアラブルデバイスとは、身に付けて持ち歩くことができるコンピューターデバイスを指し、腕時計型(スマートウォッチ)、眼鏡型(スマートグラス)、ブレスレット型、その他アクセサリー型など様々な形状をしたものが存在する。
これまでにもGoogleの「Google Glass」、Appleの「Apple Watch」などのウェアラブルデバイスが話題となったが、市場の大きさはどの程度なのだろうか。
ウェアラブルデバイスの歴史はまだ新しい
まず、腕時計型(スマートウォッチ)、眼鏡型(スマートグラス)、ブレスレット型の代表的な製品について見ていこう。
腕時計型としては、ソニーが2013年10月より自社のスマートフォンXperiaに対応した「SmartWatch2 SW2」を発売。他にもクラウドファンディングで資金を調達した「Peeble」、そしてサムスンの「GALAXY Gear」など、スマートウォッチはスマートフォンと連動してメールやSNSの通知表示等ができるものが多い。話題のApple Watchは2015年発売予定だ。
眼鏡型の代表例であるGoogleの「Google Glass」は2012年に発表され、その後2013年5月から米国の開発者限定で試作品が発売、2014年からは一般販売も始まった。AR機能が特徴であり、実際に見ている世界の情報が合わせて表示される仕組み。他にソニーの「SmartEyeglass」、エプソンの「MOVERIO」などがある。
ブレスレット型の代表的な例は、2013年11月から日本でも発売されている米NIKEの「Nike+FullBand SE」だろう。歩数や日常生活における活動量、頻度、負荷を計測し、「NIKEFUEL」という独自の指標にし、自ら定めた目標に対する達成度を表示する。他にも2012年に発表された「UP by Jawbone」(日本では2013年4月から発売開始)など、ブレスレット型にはダイエット・スポーツ計測用のものが多い。
ウェアラブルデバイス自体非常に新しく、ここ2、3年で誕生した分野であることが分かる。
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