音声入力でさまざまな操作が可能
腕時計に指示を出して、スマホで作業
Android Wear端末の基本的なメリットとして、連携しているAndroidスマホの通知の表示と独自アプリの動作の2つがある。アプリ追加などの操作はASUS ZenWatch ManagerとAndroid Wear標準の2つの管理ツールから行なう。ASUSが提供しているもののほか、Google Playで提供されている汎用アプリの両方が利用できる。
ユーザーが操作する際は、盤面を軽くタップするか、「OK、Google」と呼びかける。優秀な音声認識技術があるので、「編集部にメール送信 ●●●」と言えば、自動的にメールを送信することが可能だ。端末でメールの内容を確認して、そのまま返信を返すことも可能で、この際も本文は音声で話しかければいい(もちろん誤認識、誤変換されることもあるが)。
またキーワード検索なども可能だが、実際のウェブページが表示されるのはスマホ側。スマートウォッチには指示を出すことができても、あくまで実際の作業はスマホで行なわれる仕組みだ。
ぜひ使いこなしてほしいのは「Google Now!」。Androidスマホ上ではオフにしている人もいるかもしれないが、カレンダーの予定や位置情報などを参照して、いろいろなアドバイスをユーザーに対してしてくれる。
バッテリーの持ちなど、普段から実用するうえでは課題となる部分ももちろんあるが、新しさを感じさせるアイテムなのは間違いない。Android Wearの今後の進化も含めて、注目していく予定だ。