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α7IIからSTYLUS 1sまで、冬の最新デジカメで撮りまくる!! 第1回

EOS 7D Mark IIにD750にSTYLUS 1s、大人気デジカメを徹底チェック!

2014年12月08日 12時00分更新

文● 周防克弥

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ディテールはISO 6400ぐらいまで影響が少ない

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

 ノイズはISO 400から出はじめている。気になるのはISO 1600以降。撮像素子サイズが1/1.7型とコンデジとしては少し大きめではあるが、高感度はミラーレス一眼や一眼レフに比べると見劣りしてしまう。

 しかし、ディテールに影響が出はじめるのはISO 6400以降なので結構がんばっている。

絞りを変えて撮影(広角側)

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

 絞り開放から中心部は十分にシャープ。1段絞ってF5.6にすれば四隅まで含めて解像力感が向上する。一番絞ったF8.0ではシャープネスが低下してしまっている。

絞りを変えて撮影(望遠側)

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

 絞り開放から解像感は高い。やはりF5.6まで絞ると四隅まで含めて一番シャープになる。最小絞りのF8.0まで絞っても解像感の低下は少ないので気にしないで絞って大丈夫だ。

アートフィルターのブラケット機能を使えば、一度のシャッターで11種類のすべてのエフェクトを記録できる。とりあえず撮って後から選べる。写真はノーマル(左)とドラマティックトーン(右)

300mm相当の望遠撮影は肉眼以上に被写体を大きく写せる。望遠側でも80cmまで寄れるのでかなりのマクロ撮影が可能だ。またレンズには光学手ブレ補正が内蔵されているので手ブレにも強い

300mm相当の望遠撮影は肉眼以上に被写体を大きく写せる。望遠側でも80cmまで寄れるのでかなりのマクロ撮影が可能だ。またレンズには光学手ブレ補正が内蔵されているので手ブレにも強い

 ミラーレス機や一眼レフと比べれば画質面では劣る点もあるが、その分小型で軽量、明るい高倍率ズームが一体化しているため、取り回しの面では大きなアドバンテージになる。

 ミラーレスやデジイチは高画質な写真を撮るためにレンズ交換が必須な構造になってしまっており、複数のレンズを用意するか、決まったレンズのみで撮らなくてはならない。

 しかし、レンズ一体型なら交換レンズを用意する必要も持ち歩く必要もなく、安価に手軽に広角から望遠まで幅広い撮影に対応が可能だ。

 タイムラプス動画の撮影機能やインターバルタイマー機能、明るいレンズの絞りを生かせる3段分のNDフィルターなど機能は十分。無線LANにも対応しているのでスマホからのリモート撮影にも対応できるなど、本格的に機材を用意しないでも十分な撮影が可能になっている。

次回は進化したデジカメを紹介!

 カメラの主流とも言えるデジタル一眼レフはエントリークラスがミラーレスに侵食されがちだが、本格的に撮影するならやはり光学ファインダーのついた一眼レフが便利だ。

 かさばるのは仕方ないが、ミラーレスやコンデジとは違う仕上がりになるし、マニュアルでの露出調整や細かいピント位置合わせなど、撮影者のやりたいことがすぐにちゃんとできるのは重要。

 一方、コンデジはただ小さいのが欲しければ、今はスマホのデジカメ機能が結構いいので、コンパクトでもさまざまなシーンに対応できる高倍率ズーム機がおススメ。

 別途レンズを買う必要がないし、交換する手間もかからず、持ち歩く必要もなく、レバー操作するだけで超望遠撮影ができるのは便利だ。

 次回はそんなコンデジが進化していくとこんな方向に行きついた、という変わり種デジカメをいくつかピックアップしてみる。

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