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海の上のテスラ「クアドロフォイル」が水上バイクを革新する

2014年12月05日 18時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 もし電気自動車テスラモーターズのイーロン・マスクCEOが造船会社の社長だったら、「クアドロフォイル」をライバル視しているか、あるいは既に対抗馬となるモデルを完成させているだろう。

 クアドロフォイルは、水中翼型(ハイドロフォイル)の電動水上バイクだ。船体の下に備えたカギヅメのような4枚の翼の揚力によって、およそ時速11kmも出せば船体が水面に浮かびあがる。

 動力にガソリンではなく電気を使うため、モーター音が静か、排気ガスが出ない、といったエコロジカルな特徴がある。同社では排気量規制のある湖や川、海でも使用可能だと謳っている。

 ハンドル部分にはテスラ「モデルS」のようにタッチスクリーンをあしらい、船の速度や消費電力量、また航行可能距離を表示する。最高時速は約38km、最長航行可能距離は1回の充電でおよそ100km。

 価格は1万5000ユーロ(約222万円)から。来年3月の出荷を予定している。


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