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MARKETING 失敗しないスマホアプリ企画&マーケティング ― 第11回

実例に見るFacebookモバイルアプリインストール広告の使い方

2014年12月05日 11時00分更新

池村 修/エキサイト

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 スマートフォンアプリのマーケティングノウハウを紹介する本連載。前回は、代表的なアプリ広告の手法と、広告を出す前に知っておくべき専門用語を解説しました。

 今回から各広告の具体的な出稿方法と活用のポイントを解説します。第11回は、Facebook広告について、エキサイトの出稿事例とあわせて紹介します。

アプリマーケティングの全体像と施策。今回は(4)広告宣伝

アプリ向けFacebook広告の種類

 Facebook広告は、Facebookのメイン画面である「ニュースフィード」に掲載する広告です。Facebookが保有するユーザー属性データを活用して作成したセグメントに対して広告を配信できます。

 Facebook広告にはクリック課金(CPC課金)とインプレッション課金(CPM課金)があり、スマートフォンアプリ向けには「モバイルアプリインストール広告」と「モバイルアプリエンゲージメント広告」の2種類の広告が用意されています。

Facebook モバイルアプリインストール広告

 Facebook モバイルアプリインストール広告は、スマートフォンアプリのインストールを促進する広告です。App StoreやGoogle Playにワンタップでアクセスでき、すでにアプリをインストールしているユーザーには表示されません。そのため、新規ユーザーを効率よく獲得できるのが特徴です。

 最近ではゲーム系アプリの出稿量が多くなっていますが、アプリのジャンルを問わず広く利用されています。

Facebook モバイルアプリインストール広告 広告クリックでアプリのダウンロードページへ遷移

※左図のFacebook広告は以前のバージョンでの表示。現在は右にスワイプして複数の広告が表示される。

 Facebook モバイルアプリインストール広告は、以下の手順で配信します。


  1. Facebook経由のインストール数を計測するために、アプリにSDK(iOS / Android)を導入する
  2. アプリをFacebookに登録し、アプリIDを取得する
  3. アプリの詳細情報(バンドルIDやApp Store ID、画像やアプリ名、パッケージ名など)を登録する
  4. すでにアプリをインストールしているユーザーを除外設定する
  5. 広告素材を作成し、課金形態(CPC / CPM)とターゲットを選択し、広告を配信する

 詳しくは、モバイルアプリインストール広告の利用方法で確認できます。

Facebook モバイルアプリエンゲージメント広告

 もう1つのアプリ向けFacebook広告である「モバイルアプリエンゲージメント広告」は、すでにアプリをインストールしているユーザーを対象に、アプリ内の特定の画面に直接誘導する広告です。アプリ内でイベントを実施するときや、新機能を既存ユーザーに訴求したいときに使えます。

 たとえば、ECアプリでセールを実施するときに、Facebookからアプリのセール商品一覧ページへ誘導してシームレスに購入へつなげる、といった使い方ができます。

Facebook モバイルアプリエンゲージメント広告例

 アプリがインストールされていないユーザーはストアのダウンロードページに誘導できます。

 Facebook モバイルアプリエンゲージメント広告は、以下の手順で配信します。


  1. Facebook経由のインストール数を計測するために、アプリにSDK(iOS / Android)を導入する
  2. アプリをFacebookに登録し、アプリIDを取得する
  3. ディープリンク(特定のページに直接移動させるためのリンク)を有効にする
  4. 過去にアプリ内で購入したことのある、 ◯日以内にアプリを開いたなどのオーディエンスを設定する

 詳しくは、つながりとコンバージョンを促進するモバイルアプリ広告の作成で確認できます。

広告を配信するユーザーを細かくセグメントする

 Facebook広告は、年齢、性別、言語、興味関心、デバイスなどのユーザー属性を組み合わせて、配信対象となるユーザーをセグメント化できます。作成したセグメントに対してリーチできるユーザー数が算出されますので、想定インプレッション数を確認しながら設定条件を調整します。

Facebook広告のセグメント

 また、2013年3月から、既存ユーザーに似ているユーザー層へアプローチするLook a like audience(類似オーディエンス)機能が追加されました。従来は、メールアドレスや電話番号やUIDなど、自社サービスの顧客情報をFacebook広告ツールに読み込ませて広告を配信する「カスタムオーディエンス」機能がありましたが、類似オーディエンス機能によってFacebookが持つ「人口統計データ、好みや関心など」を基に既存ユーザーに似たユーザー(Lookalike audience)層へ拡大配信できます。

より効果的な広告クリエイティブを作成する

 Facebook広告のクリエイティブは、1200×628ピクセル以内が推奨されています。広告クリエイティブには、「画像の中のテキストはクリエイティブの20%を超えてはいけない」などルールがありますので確認してください。
広告およびスポンサー記事の本文、画像、ターゲット設定、および移動先

 他社アプリがどのようなクリエイティブで配信しているのか確認してみましょう。

Facebook広告 クリエイティブ例

 アプリのカテゴリーによって、クリエイティブに一定の傾向があることがわかります


 非ゲーム系

  • 端末を画像として入れる
  • 人物写真を取り入れて雰囲気を作る
  • 数字を大きく表現する

 ゲーム系

  • アプリのイメージを全面に取り入れている
  • ゲームキャラクターを使用する
  • ゲーム内シーンを使う

 こうした傾向を踏まえて広告クリエイティブを作成しましょう。エキサイトニュースアプリでは、以下のようなクリエイティブを制作しました。

iPhone用

iPhone用 Facebook広告

iPad用

iPad用 Facebook広告

 このクリエイティブは以下のような点に気をつけて作成しています。


  • (当時)流行りの端末を入れる
  • ニュースというワードを入れる
  • ユーザー行動を想定して簡潔に明記する
  • フォントカラーを変えて目立たせる
  • iPadは横にも対応しているので、横の写真で訴求

 実際の出稿時には、セグメントごとに異なるクリエイティブを作成してA/Bテストを実施し、広告効果を高めていきます。

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