多少の割り切りは必須?
「ながらプレイ」にピッタリ! 7万円台で買える28型4Kディスプレー
「ProLite B2888UHSU」は、多くのウィンドウを表示したり、UIが複雑なアプリケーションを表示したりといった用途で重宝するだろう。リフレッシュレートは60Hzでゲーミング目的にも適しており、ウィンドウモードでゲームをプレイして、なおかつブラウザーを表示しても手狭にならない。特に、ゲーム実況配信をする場合は各アプリケーションの配置が楽になり、置き場所に困るソフトウェアミキサーも余裕で配置できるのは、4Kディスプレーならではといえる。
また、Officeを見てみると、いくつかのファイルを参照する場合はもちろん、1スクロールで表示しきれないExcelファイルの表示にもオススメ。別シートで広大なセルを活用しまくる場合は特にチェックが楽になる。画面スクロール操作が多い作業をするのなら、本製品の導入は良好なコストパフォーマンスを見せてくれるだろう。
もうひとつ利便性の高い部分に、設定の豊富さも挙げられる。ブルーライトを低減するモードはもちろん、オーバードライブ、コントラスト拡張、エコモードなどを備えている。いずれも項目の階層は最小限になっているため、迷子になりにくいのもいい。
PiP/PbPモードでは、豊富な入力系統を活かせる4画面表示にも対応。その場合は、1入力ごとにフルHD表示になるため活用の幅が広がるだろう
弱点はあるが、コスパは良好
気になる部分こそあったものの、ゲームやウェブブラウズ、Officeの操作といったレベルでは問題ない。8万円を切る4Kディスプレーとして良好なコスパを体験できるだろう。フルHDのマルチディスプレー環境でごまかしているが、どうにも領域が足りない……というのであれば、「ProLite B2888UHSU」をチェックしてみてほしい。