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ネットに流れて困る動画や写真はそもそも撮らない

IPA、SNSなどのセクストーション(sex+extortion)に注意喚起

2014年12月01日 19時50分更新

文● 行正和義

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 電話帳情報とプライベートな動画を入手して脅迫する事件のイメージ 

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は12月1日、「セクストーション」(sex(性的)+extortion(脅迫)」による被害が増大しているという注意喚起を公開した。

 IPAでは、SNSを通じて知り合った異性からプライベートな動画を見せ合おうと持ちかけられてインストールしたアプリに電話帳情報を盗む機能が仕込まれており、プライベートチャットで服を脱いだ動画を保存されて、それを電話帳登録者にばらまくと脅して脅迫する手口が増えているとしている。

最近発生しているセクストーション被害の流れ 

 これまでにもスマホに登録してる電話帳情報を盗む不正アプリの存在が確認されているが、2014年9月以降からIPAの安心相談窓口には窃取された電話帳情報とプライベートな動画を脅迫のネタにされたという相談が寄せられるようになったという。

 プライベートな写真や動画は撮影しない、第三者に渡さない

 IPAではセクストーション(sex+extortion)犯罪は海外では広く認識されているが、国内でも急増する傾向にある見ており、対策としてはアプリは信頼できるマーケットからしかインストールしない/プライベートな写真や動画は第三者に渡さないなどの対策を取ることを勧めている。また、脅迫者にうかつに連絡することを避け警察に相談することは重要だが、それでも渡してしまった動画や写真がなくならない可能性があるため“インターネットに公開されて困るような写真や動画はそもそも撮影しないことが賢明”としている。

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