iPhoneのホームボタンとスリープボタンを同時に押して、iPhoneの画面をキャプチャーするのは、あまりに定番で多くの人が知っているだろう。しかしiPhoneを操作する様子を動画でキャプチャーするには有料アプリを使ったり、画面をビデオカメラで直撮りするのが一般的だった。
そんな中、OS X 10.10「Yosemite」ではiOS端末のスクリーン動画キャプチャーが標準機能として搭載された。今後はより多くのユーザーが、手軽に効率よくiPhoneやiPadの操作画面を撮影できるようになるはずだ。
もしMacとiPhoneを持っているのなら、この新機能をぜひ体験してほしい。このTipsで必要なのは、OS X 10.10「Yosemite」を搭載したMacと、Macのメディアプレイヤー「QuickTime Player」に加えて、動画キャプチャーしたいiPhoneとMacをLightningケーブルで接続するだけだ。
まず、MacとiPhoneをLightningケーブルでつないでから、MacでQuickTime Playerを起動する。その後、QuickTime Playerメニューバーの「ファイル」から「新規ムービー収録」をクリック。
すると、Macのデスクトップに録画用のウインドウが表示されるので、赤い録画ボタン右にある下向き矢印を選択、カメラとマイクの設定をiPhoneにする。あとは録画ボタンを押して収録を始めれるだけだ。
すべて録画し終えたら、停止ボタンを押すのを忘れずに。最後に「command」キー+「S」で保存。動画はMOVファイルで保存される。
Wi-Fiなどではなく有線のケーブルでつないでいるためか、映像や音声のズレが少なく、コマ落ちもないスムーズな動画が収録できた。
OS X 10.10「Yosemite」では、MacとiOSのシームレスな連係が特徴に挙げられていたが、この機能も連係機能のひとつと言える。操作方法も簡単なので、覚えておけばいつか役に立つ場面があるはずのテクだろう。