使いやすいフルサイズキーボードとタッチ対応ディスプレーを搭載
「dynabook TB97」のキーボードはアイソレーションタイプを採用している。キーピッチは19mmで、キーストロークは1.5mmとフルサイズのキーボードだ。
またテンキーも搭載されており、文字入力や数字入力の多い用途で使いやすいマシンとなっている。キーボードベゼルは光沢のあるブラック素材だが、キートップはマットブラックでさらさらとした素材になっており、軽いタッチでひっかかりなく使うことができた。タッチパッドはボタン一体型のもので、こちらも反応はよい。
ディスプレーは17.3型ということでさすがに大きく、解像度は1920×1080ドットのフルHDだ。表面に光沢のあるグレアタイプだが、直接蛍光灯が映り込むような場所でもなければ反射はあまり感じられず、見やすかった。高輝度TFTカラー Clear SuperView LED液晶搭載ということで、かなり明るく鮮やかな発色が楽しめる。もちろんタッチでの反応はよく、スムーズな操作が行えた。
豊富なインターフェースでメインマシンとして活躍
「dynabook TB97」のインターフェースは、大型モデルだけあって、必要なものがしっかりと揃っているという印象だ。本体右側面にはヘッドフォン端子、マイク端子、USB3.0端子×2、HDMI端子、有線LAN端子、RGB端子が並ぶ。小型マシンにありがちな一体型オーディオ端子ではないこと、有線LAN端子が搭載されていることなどは特に評価したい。
本体左側面には電源コネクタ、USB2.0端子×2、光学式ドライブが配置されている。光学式ドライブはブルーレイディスクドライブだ。そして、本体手前側にブリッジメディアスロットがある。
1台で全てを備えており、かつ外部ディスプレーへの出力や、周辺機器の接続も十分にしやすい作りだけに、メインマシンとして活躍する1台を求めている人には魅力的なマシンといえるだろう。
次回は「dynabook TB97」を実際に使った場合について、その使い勝手とベンチマークによる評価を中心に紹介したい。