このページの本文へ

Atomカートリッジ×45台の1シャーシにナレッジベースの全機能を集約

ジェイアール東日本情報システムが「HP Moonshot」採用

2014年11月26日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月21日、JR東日本グループの業務システム開発/運用を担当するジェイアール東日本情報システム(JEIS)が、障害情報を一元化/共有するナレッジベース「障害情報システム」のプラットフォームとして超高密度サーバー「HP Moonshot System」を採用したことを発表した。

 JEISは、JR東日本グループ約70社を中心に業務システムの提案、開発、運用を手がけており、鉄道、新幹線、Suica、生活サービスなど、システム数は主要なものだけで200を超える。これら全システムのサービス品質を改善していく取り組みの一環として、JEISではシステム障害の解決までのプロセスを記録し、ナレッジベースとして全社で活用する「障害情報システム」の新規構築を進めてきた。

 今回、ラックスペース、消費電力、ハイパーバイザにかかるリソースを削減するため、超高密度、超低消費電力、非仮想化を要件とする同システムの基盤としてMoonshot Systemが採用された。カートリッジには、8コアの「Atom C2750プロセッサー」と32GBメモリ、HDD/SSDを搭載する「ProLiant m300サーバーカートリッジ」を採用し、1シャーシ/45サーバーノードに同システムの全機能を集約した。

 開発はJEISの開発子会社であるエスケイケイが担当し、Web/アプリケーションサーバーに「Apache」「Tomcat」、データベースに「MySQL Cluster」、サーバー監視システムに「Zabbix」、分散ファイルシステムに「GlusterFS」など、オープンソースソフトウェア(OSS)を全面的に採用したシステムを構築している。

Moonshot SystemとOSSで構成されたJEISの障害情報システム。物理的に独立した各カートリッジに機能を割り当てている

 同システムでは、Moonshot System環境上でサーバーのOSデプロイなどを自動化するソフトウェア「HP Insight CMU」を利用している。また「HPオープンソースエキスパートサービス」が、システムアーキテクチャーの設計やテクノロジーの選定など、OSSを用いた開発を支援した。

 JEISでは、今回のシステム構築で培った技術とノウハウを活かして、Moonshot Systemを基盤としたよりミッションクリティカルな業務システムの構築計画にも着手している。

カテゴリートップへ

ピックアップ