ドローン運用者には必ずパイロット・ライセンスが必要となる?
商用ドローン使用のための連邦ガイドラインは予想されていたよりも厳しいものになるかもしれないとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がレポートしている。
どうやらWSJは匿名の情報源から、米連邦航空局(FAA)による規則のドラフトを入手したようだ。これによると、パイロットのライセンスを所持していることがドローン運用者に要求され、日照時間外のドローンの飛行は禁止されることになる。
現状FAAは、ケースバイケースで承認を得ることを商用ドローン運用者に要求している。ドローンの制限撤廃はまた一歩遠のくことになる。FAAは2年間のガイドライン改善に取り組んでおり、2015年9月までにはこれが終了する予定だ。
一方でレクリエーションのドローン使用は急増している。航空機のパイロットによる、航空機の近くを飛行するドローン観測の報告や衝突を懸念する声もますます増えている。しかしながら、何人かのドローン支持者たちは、小さなドローンの操作のためにパイロットのライセンスが必要となるFAAの規則はあまりに度を越しすぎていると考えているようだ。例えばこの規制では、1つの規制の下で重さ55ポンド以下のドローンをすべてまとめて取り扱っており、趣味用のドローンとより大きな商用のドローンに同じ規則が同様に課せられることになる。
「規則はテクノロジーやこの産業からの要望とはあまりにかけ離れたものになるでしょう … そして大きな反対の声があがるでしょう」ドローン・メーカーの支持団体「Small UAV Coalition」のエクゼクティブ・ディレクターのマイケル・ドロバックはWSJに伝えている。
公平なために言うと、WSJの話はドローンの支持者の側からリークされているようで、これはFAA規則への反対の声を高める目的である可能性も高い。我々は全体像をつかめていない可能性があり、FAAによって最終的な決定された内容が公開されるまで、確実なことは不明だ。
トップ画像提供:Don McCullough
Lauren Orsini
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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら