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今さら人に聞けない「自撮り棒」の選び方 第2回

これでリア充の仲間入り! 実践、自撮り棒の正しい使い方

2014年11月26日 17時00分更新

文● 伊藤 真広

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暗所は手ブレに注意
アウトカメラなら納得の画質に!

 ツリーに続いて、2人が向かったのは東急プラザ 表参道原宿。この6階で12月25日まで開催中の「おもはらの森」クリスマスイルミネーションでも撮影してみたが、明るさが足らず写真は真っ暗という結果になった。

夜に暗い場所で撮影すると、明るいところに露出を合わせる関係で、人物はうっすらとシルエットが分かる程度にしか写らない

 このことから、ハイアングルであっても自撮り棒で撮影するには、ある程度の明るさが必要ということもわかった。

 表参道を満喫した2人は、酉の市で縁日も出ている新宿三丁目の花園神社へ向かった。今年の酉の市は土曜日に重なったこともあり、境内はものすごい人混みとなっていたが、ここでも自撮り棒が大活躍。

 提灯と屋台の灯に照らされて明るい境内をバックに記念撮影。ハイアングルからの撮影ということで、人混みも邪魔にならずに撮影できた。

自撮り棒の本領が発揮された1枚。人混みの中でも上に伸ばすことで、情景も人物もしっかりと捉えることができた。夜でも周辺が明るければ、十分に撮影できることも確認できた

 屋台を巡った2人は、最終目的地の東京ドームシティのウィンターイルミネーションへと足を向けた。ここでは、自由に撮影をしてもらったが、そこで彼女たちから、「インカメラを使わずにアウトカメラのHDモードで撮影したい」という申し出があった。

東京ドームシティで撮影を楽しむ2人だが、やはりインカメラの画質の悪さに不満が!

 そこで、HDモードを試してみたところ、かなり具合の良い写真が撮るではないか! ただし、撮影アングルがわからないため、最初は思い通りの写真が撮れない。

 何度も撮影しているうちに画角を覚えて、最適なアングルで撮影できるようになった。

昼過ぎに初めて自撮り棒に触れた2人だったが、わずか半日使っただけで撮影範囲などが頭に入った様子。そこでアウトカメラで撮影してみると……

左がアウトカメラ、右がインカメラでの写真。画質の違いは一目瞭然。少し練習するだけでアウトカメラで満足のいく写真が撮れるようになる

 だいぶ自撮り棒の扱いに慣れ、撮影を楽しんでもらったところで、今日1日自撮り棒を使ってもらった彼女たちに、3タイプある自撮り棒の感想を聞いてみた。

良かった点

  • 集合写真を撮るのが楽になる
  • Bluetoothはペアリングさせる面倒臭さがあるが、手元のボタンでシャッターが切れるので便利

悪かった点

  • セルフタイマー式のものは、iPhoneのタイマー3秒だと撮りたいアングルにできず、10秒では長すぎて腕が疲れてしまう
  • スマホを付けた自撮り棒を完全に伸ばすと重くて腕がプルプルしてしまい、暗いところだと手ブレを起こしてしまう
  • iPhone 5よりも重いスマホだと、重すぎて自撮り棒自体がたわんでしまうので強度がもう少しほしい
  • スティックを固定する機構がないので、縦位置で撮影しようとするとスマホの自重で棒が回ってしまうのが残念
  • 撮影のたびにスマホを取り付けるのがわりと面倒

 なるほど、自撮り棒の長所と短所が見えてきた。なんだか不満点のほうが多いようなので、次回はその解決策や別の使い方を探っていこう。

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