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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第108回

GALAXY Note Edge、Xperia Z3、ZenFone、冬スマホのスタミナチェック

2014年11月24日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 本連載では、海外・国内の両方で注目されているGALAXY Note Edge、Xperia Z3、ZenFone 5を比較してきたが、最後にスタミナチェックを行なう。そして紹介しきれなかった気になる機能について取り上げる。

ドコモ「GALAXY Note Edge SC-01G」

au「Xperia Z3 SOL26」

ASUS「ZenFone 5」

GALAXY、Xperia、ZenFoneのスペックをおさらい

 今回も比較NTTドコモ「GALAXY Note Edge SC-01G」、au「Xperia Z3 SOL26」、ASUSのSIMフリースマホ「ZenFone 5」の3台。

 ここまでの比較では、料金でZenFone 5が勝ち(関連記事)、スピードチェックでXperia Z3(関連記事)、カメラ比較でGALAXY Note Edgeを勝ちとした(関連記事)。3機種とも1勝ずつ。主なスペックについては以下の通りだ。

  ドコモ
「GALAXY Note
Edge SC-01G」
au
「Xperia Z3
SOL26」
「ZenFone 5
A500KL」
メーカー サムスン電子 ソニーモバイル ASUS
本体サイズ 約82×151×8.5mm 約72×146×7.3mm 約72.8×148.2×10.34mm
重量 約177g 約152g 約145g
画面サイズ 5.6型 5.2型 5型
画面解像度 1440(+160)×2560ドット 1080×1920ドット 720×1280ドット
OS Android 4.4.4 Android 4.4.4 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.7GHz クアッドコア 2.5GHz クアッドコア 1.2GHz
ROM/RAM 32GB/3GB 32GB/3GB 2GB/16 or 32GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDXC(64GB)
下り最大通信速度 150Mbps
(Xi)
150Mbps
(4G LTE)
150Mbps
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz
2.5GHz(WiMAX 2+)/
2GHz/800MHz
2GHz/
1.7GHz/900MHz/
800MHz/2.6GHz
キャリアアグリゲーション × ×
VoLTE × ×
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大5台)
カメラ画素数 1600万画素CMOS
(裏面照射型)
2070万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 370万画素CMOS
(裏面照射型)
220万画素CMOS
(裏面照射型)
200万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 8時間50分 7時間50分 ×
フルセグ連続視聴 5時間30分 5時間10分 ×
FeliCa ×
赤外線通信 △(リモコンのみ) × ×
NFC ×
Bluetooth 4.1 4.0 4.0
MHL(HDMI) ×
Miracast
SIM形状 microSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 3000mAh 3100mAh 2110mAh
Qi × × ×
カラバリ Charcoal Black、Frost White ホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーン ブラック、ホワイト、レッド、ゴールド

 バッテリー容量だけなら2110mAhのZenFone 5が不利に見えるが、他の2機種はディスプレーも大型なので、そのぶんバッテリー消費が大きい可能性もある。テストでどんな差が出るか。動画の2時間再生から試していこう。

YouTubeの2時間連続再生テスト
Xperia Z3がスッキリ勝つ!

 まずはフル充電にしたスマホで、YouTubeの同じ動画を2時間連続で再生する。今回は機材手配の関係でGALAXY Note Edgeのみ別日のテストとなった。

 バッテリーの消費経過はアプリの「Battery Mix」を使い、他の設定は音量を中くらいに手動設定、画面の明るさはセンサー任せの自動調整、GPSを有効にし、BluetoothとWi-Fiはオフ。LTE接続とする。なおZenFone 5には日本通信の「基本料0円SIM(ドコモのMVNO)」を挿している。

 アンテナアイコンを見ると、GALAXY Note Edgeはアンテナの表示が4本中4本、Xperia Z3も同じ。ZenFone 5は4本中2~3本と若干不安定だった。

 結果は以下のとおり。

  GALAXY Note Edge Xperia Z3 ZenFone 5
2時間視聴後の
バッテリー残量
69% 73% 62%

 Xperia Z3が余裕の残量73%。しかもデフォルトで画面が明るめに見える。それでこの結果だ。

 2位はGALAXY Note Edgeで残量69%の4%差。3位のZenFone 5は残量62%と9%の差をつけられた。過去の比較機種を考えると、70%台なら普通、60%台になるとやや厳しいという印象。動画はXperia Z3が安心と言える。だが、複数の機能を使った場合はどうだろうか?

カメラ、Kindle、マップを使うも
Xperia Z3がパーフェクト勝利!

 次のテストはカメラを使い静止画50枚、動画10分の撮影。次にWi-Fiへ接続しKindleをインストール。電子コミックを1冊ダウンロードして読み終える。さらにそのまま外出してマップのナビ機能を使い30分間目的地まで歩き続ける。

 こちらでも「Battery Mix」でバッテリーの消費経過を記録し、GALAXY Note Edgeは別日の検証となった。

  GALAXY Note Edge Xperia Z3 ZenFone 5
カメラ撮影後 96% 96% 95%
電子書籍1冊 88% 92% 91%
マップ30分 83% 83% 81%

 ここでも終始Xperia Z3がリード。カメラの撮影と電子コミックの読書で、バッテリーが4%ずつ減少し、マップのナビで消費量が多めの9%。最終的に残量は83%となった。

 同じく残量が83%だったのはGALAXY Note Edge。カメラのテスト終了時はXperia Z3と同じ残量だったが、Kindleは8%減となっている。マップでは5%減と抑えめ。

 ZenFone 5は常に少しずつ負けているが、その差は最終的にたったの2%。動画よりも差は縮んだ。格安SIMと組み合わせる人なら、動画はそう多く見ないはず。普段使いなら問題なさそうだ。

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