スマホ紛失経験者の44%が
データ回収に5万円払ってもいいと解答
モバイルセキュリティーアプリを開発するLookoutは今日18日、日本のスマートフォン保有者1000人を対象とした調査結果「日本のスマートフォン紛失にまつわる事情」を発表した。
同社の調査によるとスマホ紛失件数は年々増加傾向であり、年齢層と雇用状況で大きな違いが見られたとのこと。18~24歳までの若年層が紛失率全体の45%と一番高く、そのうち15%は年に3~5回という高頻度で紛失している。
反対に45~49歳の回答者の紛失率は12%、頻度は年に2回以内だったという。
また、スマートフォンを紛失したことがあると答えた人の45%が、公共の場所にスマートフォンを置いて、ついうっかり置き忘れたという。スマホ紛失の典型的なパターンのようだ。
日本のスマホ普及率にも関係するかと思うが、世界的に見ると日本人のスマートフォン紛失件数は、他の先進国よりも低くとどまっている。日本のスマホ紛失比率は5人に1人以上の23%だが、一方イギリスは35%、アメリカは30%、ドイツは29%という結果が出ている。
スマホはもはや個人情報の塊であり、プライベートな写真や電子メール、銀行や金融に関する情報まで、機密性の高いものばかり。できるだけ紛失は避けたいが、もしデータが回収できるのであれば、5万円くらいまでなら払ってもいいとスマホ紛失経験者の44%が答えている。
このようなスマホ紛失を防ぐため、同社は端末セキュリティ-アプリ「Lookout」をAndroidとiOSに提供しているが、auスマートフォンに限り、KDDIお客さまサポートセンターのオペレーターが、紛失したスマートフォンの位置検索、遠隔ロックやワイプを、ユーザーにに代わって行なえるサービスを展開している。
スマホの紛失は自分だけでなく、友人や会社にも迷惑が及ぶ場合がある。転ばぬ先の杖はしっかりと用意しておきたい。