このページの本文へ

ささげ業務効率化ASP、複数サイトに画像組み合わせ配信

2014年11月12日 08時00分更新

記事提供:通販通信

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

 (株)イマージュソリューションズが提供するささげ(撮影・採寸・原稿)業務支援ASP「EC CDS ASPサービス」の引き合いが増えている。

 同サービスはささげ業務の進捗管理と原稿、採寸、自動リネーム、自動リサイズなどをWEB及び専用ソフトウエア上で行うASPサービス。ささげ業務や複数のサイト管理を効率化し、複数のサイトにそれぞれ異なる画像を配信することもできる。

(株)イマージュソリューションズ 出口允博社長

(株)イマージュソリューションズ 出口允博社長

クリックすると拡大します。

アパレル業界ではファッションショッピングサイトが好調で、多くのアパレルメーカーがZOZOTOWNやスタイライフなど、複数のショッピングサイトに出店している。自社サイトも含め複数のサイトに出店する場合、アパレルメーカーにはそれぞれのサイトを管理する負担が生じる。特に苦労するのがささげ業務。ささげ代行のサービスもあるが、商品画像にこだわるブランドメーカーには、自社での撮影を希望する声も多い。

ファッションサイトでは、自社商品を目立たせることが重要

「ECPDS」のワークステータス管理画面

「ECPDS」のワークステータス管理画面

クリックすると拡大します。

 (株)イマージュソリューションズ代表取締役社長の出口允博氏は「ファッションサイトでは、自社商品と他の商品が比較されます。商品画像を工夫して、いかに自社商品を目立たせるかが重要になります」と話す。ファッションサイトや物流会社などに撮影を任せた場合、他社との比較については考慮されないため、メーカー側には「自社で撮影をしたい」「サイトごとに異なる画像を掲載したい」という要望が増えているという。

 自社で商品撮影をする場合、エクセルで管理することが一般的だが、その場合、撮影の準備から、撮影、画像セレクト、エクセルに記入、画像加工など、ささげ業務に費やす時間的負担が発生するほか、ケアレスミスも起きやすい。

 「EC CDS」はささげ業務の経験がなくても5日のトレーニングで業務が開始できる。バーコードリーダーと連動したシステムで、バーコードをスキャンすれば品番を自動選択でき、その後に撮影すれば品番との紐づけができる。スキャン後の撮影から画像セレクト、画像加工など、全行程が簡略化されているため、ささげ業務が効率化され、ケアレスミスも起きにくい。また、画像加工用のテンプレートがあり、複数の画像を組み合わせる、画像を重ねる、ロゴと合成するといった加工が自動化され、画像加工にかける時間が大幅に短縮できる。

ささげ業務は委託から自社撮影の傾向に

外部サイトとの連動イメージ

外部サイトとの連動イメージ

クリックすると拡大します。

 「EC CDS」は3年前から販売され、アパレルブランド、百貨店、通販会社などの導入実績が増えている。「入荷から画像アップまでの期間を約半分に短縮した」「売上が2倍になった」「2人で100カットの撮影と画像加工が1時間でできた」「自社でのささげ業務は未経験だったが、3日で立ち上げた」など成功事例も豊富。同社によれば、現在もアウトソーシングしていたささげ業務を自社で始めたいという会社から、問い合わせが増えているという。

 出口氏は「人任せより自分たちで撮影したい、というニーズがあり、今後も自社サイト以外への画像提供は多くなると思います。顧客の要望やワークフローは多様化していますが、『EC CDS』はASPなので顧客からの要望がフィードバックされ、使いやすく、さまざまなニーズに対応するよう進化しています」とした。同社はささげ業務を効率化できるASPサービスとして、「EC CDS」の提案に注力している。

■(株)イマージュソリューションズ

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事