充実の標準アプリ群―ATOKも標準搭載
アプリ面はかなり充実している。タスク管理アプリや省電力設定アプリなどASUSオリジナルのものに加え、日本語入力システムとして「ATOK for ASUS」を標準収録。ATOKは使い勝手がよくファンが多いアプリだけに、これはうれしいポイントだ。
デジカメいらず!? 充実のカメラ機能
今回レビューにあたって「ZenFone 5」を使ってみて、最も驚いたのはカメラ機能だ。まず、撮影モードがとても多い。用意されている撮影モードの数は写真撮影用に13種類、動画撮影用に4種類の合計17種類。「HDR」や「ミニチュア」など、さまざまな効果を利用できる。試しに「単焦点」を使ってみたところ、スマホのカメラ機能を使ったとは思えないほどの写真を撮ることができた。撮影画像も精細で、これほどカメラ機能が充実している低価格スマホはほかにない。
使われているCPUはクアッドコアのSnapdragon 400でメモリー容量は2GB、OSにはAndroid 4.4.2を搭載している。メールやネットを閲覧したり、動画を楽しんだりするには十分なスペックだ。
ベンチマークの数値結果は、最新のフラグシップモデルと比べるとさすがに低いものの、安価であることや搭載CPUを考えれば妥当なところ。実際の利用では特にストレスを感じる部分はなく、標準的な使い方であれば問題なく使えるのだ。
「ZenFone 5」は、総合的に見ると使い勝手はかなりいい。ストレージ容量についても、microSDカードを利用することで解決できる。ライトな使い方はもちろん、多少ヘビーに使い込んでもストレスを感じない完成度の高さだ。