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容量ベースのライセンスで全データ保護製品を利用できるスイート製品も投入

デル・ソフトウェア、統合データ保護製品「AppAssure」発売

2014年11月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 デル・ソフトウェアは11月5日、バックアップ/レプリケーション/ディザスタリカバリ(DR)を統合した高度なデータ保護製品「AppAssure 5.4.2」の販売を開始した。

 AppAssureは、2012年にデル・ソフトウェアが買収した製品。デルから日本市場に提供されるのは、今回が初めてとなる。

AppAssureは、バックアップ元とは異なる環境(物理/仮想/クラウド)へ安全にリストアできる「Universal Recovery」機能も備える(画像はホワイトペーパーより)

 バックアップサーバーの「AppAssure Core」は、Windows 7/8/8.1/Server 2008/2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2で動作する。またバックアップ対象マシンにインストールする「AppAssure Agent」は、Windowsのほか、Red HatやSUSE、UbuntuのLinuxにも対応している。

 AppAssureでは、RTO(目標復旧時間)やRPO(目標復旧時点)の時間を短縮し、ビジネスのダウンタイムを最小限にするため、特徴的な機能を幾つも備えている。障害発生時に保護データへの直接アクセスを可能にする「Live Recovery」、バックアップデータがリカバリ可能であることを自動テストで確認する「Recovery Assure」、更新データを仮想マシンに継続的に送信しておき障害時に仮想復旧する「Virtual Standby」などがある。

 AppAssureの税抜価格は、22万160円(初年度保守費用込み)。

 なお同日、デル・ソフトウェアは「Dell Backup & Disaster Recovery Suite」も発表している。これは、AppAssureと「NetVault Backup」「vRanger」の3製品を、保護データ容量に基づくライセンス料金だけで、必要に応じて自由に利用できるデータ保護スイート。複数の製品を組み合わせて利用することもできる。

 デルでは、同スイートによって必要な機能だけにコストを費やし、データ成長に応じて容量を追加できるため、コスト削減が可能になるとしている。

 同スイートのライセンス価格は、1TBあたり72万円(フロントエンド容量5TB)から。また、データ容量が250TB超の場合は、TB単価が32万4000円となるディスカウントが適用される。

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