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カシオ「EX-FR10」と自撮り棒を持ってパラグライダーしてみた!

2014年11月02日 12時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

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アクションカメラとは違って
シャッターを切ることの意味を実感できるEX-FR10

 EX-FR10と普通のコンデジやスマホのカメラとの違いは何かというと、地上なら結構過酷なシチュエーションに置かれても撮影できるということだろう。通常のコンデジ/スマホはポケットなどから取り出し、構えて、シャッターボタンを押すという工程が必要だ。

 しかし、EX-FR10は各種アダプターや付属のネックストラップを使ってカメラ部を“身につける”ことで、取り出す手間も構える手間もなくモニター部でシャッターを切れる。

 それこそパラグライダーで空を飛んでいる、という状況でも画角を確認してシャッターを切れるほどだ。

 ちなみに、水中ではカメラ部のシャッターは切れるが、モニター部で画角確認やリモート操作はできない。1mまでの水深に耐えうる防水性を備えるが、水中ではBluetooth接続ができないためだ。

 競合となるのはコンデジやスマホではなくアクションカメラだと思われるが、EX-FR10は静止画撮影に重きを置いている点が異なる。

 アクションカメラは動画撮影に重きを置いており、動画の場合の解像度は1920×1080ドット、または3840×2160ドットであり、ここから静止画を切り出してもこの解像度である。

 EX-FR10もフルHDの動画撮影が可能であるが、静止画で撮れば4320×3240ドットの解像度で保存できる。さらに、フルオート撮影機能の「プレミアムオート」や、人物の肌を美しく撮る「メイクアップモード」、5種類の特殊撮影効果を付与できる「アートショット」など、従来のEXILIMからの画像処理技術を継承しており、より美しい写真を撮影できる。

 インターバル撮影機能もあるので、カメラ部だけで最短15秒おきに勝手に撮影してくれる。状況によっては最短で1秒おきぐらいに設定できればよかったなとも思うが、一方で自分でシャッターを切ることの意味も体験できた。

 ここだっ! と思ってシャッターを押した瞬間は、やはり心にも強く残る。ハイライトムービーを見直すと、その瞬間がよみがえる。

 パラグライダーで飛んでいる様子を動画のみで撮っていたとしたら、「ああ、俺飛んでる」という漠然とした状況を思い出せると思うが、シャッターを押した瞬間の景色の感動、画角には入っていない眼下の状況、そのとき吹いていた風の気持ちよさなどを記憶できていただろうか……。

 その意味で、アクション“静止画”カメラというものの面白さを再発見できたツアーだった。

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