10月30日、NTT東日本とシスコシステムズは中堅中小企業向けクラウド型無線LANソリューションでの協業を発表した。NTT東日本は、中堅中小企業のユーザーが求めるオフィスの無線LAN環境をレディメイドし、その導入から運用までを一括してサポートする、サポート付き簡単オフィスWi-Fiサービス「ギガらくWi-Fi」を2014年12月1日に提供を開始する。
今回、NTT東日本が提供する「ギガらくWi-Fi」(ハイエンドプラン)は、無線LANアクセスポイントとしてインターネットに接続するだけで稼働するゼロタッチプロビジョニング(特別な設定なしですぐに利用できる)を実現するIEEE802.11ac対応の「Cisco Meraki」を利用。NTT東日本のサポートデスクから遠隔でユーザーのオフィスのWi-Fi環境を管理し、必要なサポートをワンストップで提供する。
Cisco Merakiは、クラウドを通じてネットワークを統合管理する新しいタイプのネットワークソリューション。無線LANアクセスポイントをクラウドから集中管理し、ネットワーク全体の可視化と制御、設定の変更などが可能となっている。Cisco Merakiのソリューションは、すでに世界各国の数千の企業において何十万台ものデバイスの運用管理に活用されているという。
今後、NTT東日本とシスコは、日本におけるクラウド型無線LANソリューションの新たな市場の創造に向け、プロジェクトチームを立ち上げ、中堅中小企業や教育機関などに向けたプロモーションを共同で展開する。セキュアで信頼性が高い無線LANソリューションによって、企業における働き方改革や教育の現場でのタブレットの活用の推進などの変革をサポートしていく。