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“使いやすさ”にこだわった13.3型IGZOノート「LuvBook J」

WQHD対応でHDMI端子に加えD-sub 15ピンも搭載

マウス社長イチオシ「LuvBook J」は古き良き雰囲気の13.3型IGZOノート

文●エースラッシュ

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きちんと押し込んだ手応えのキーボードと独立型ボタンのタッチパッド

 LB-J300Xのキーボードはアイソレーションタイプを採用しており、キーピッチは約18mmだ。フルサイズと比較すれば若干狭く感じるかもしれないという程度で収まっており、キー配列にも変形はない。Enterキーが大きめなので、モバイルマシンとしては扱いやすいキーボードといえるだろう。

約1.8mmのキーストロークや、左右クリックボタンが独立しているタッチパッドで使いやすさを追求している

 実際に入力してみると、かなりしっかりとした手応えがある。キータッチが重いのではなく、キーストロークが約1.8mmと最近のマシンにしては深いのだ。だから薄型マシンにありがちな、ぺちぺちと表面を叩くだけの感触ではなく、きちんと押し込んだ手応えがある。

 タッチパッドはスクロール機能つきのものを搭載している。見た時に少々懐かしい印象があるが、それはクリックボタンが大きめで左右しっかりと別れているからだろう。最近はタッチパッド自体にクリック機能が内包されたボタンレス型や、左右クリックボタンを一体化したバー型などを採用しているモデルが多い。見た目はスマートだが、ボタンが左右に分離している方が扱いやすいと感じる人は少なくないだろう。

 手元の不自由さは、ダイレクトなストレスになる。最近のPCはどうも使いづらいと感じていた人に、ぜひ触ってみて欲しい部分だ。

有線LANも使える充実のインターフェース群

 コンパクトモデルの場合、インターフェースが少ないことは仕方のないことだと考えられがちだ。しかしユーザーにとっては数ミリ薄いことよりも、普段使うインターフェースが全て搭載されていることの方が重要だろう。

 LB-J300Xの場合、13.3型ディスプレー搭載モデルとしてはかなり頑張っている印象だ。本体左側面にはD-sub 15ピン、HDMI端子、USB 3.0端子×1、マイク端子、ヘッドフォン端子が並ぶ。外部ディスプレー出力の方法が2種類用意されているのは、ディスプレーに接続したり、プロジェクターを使ったりしたいユーザーにとって魅力だろう。また、オーディオコンボジャックではなくマイク端子とヘッドフォン端子が独立しているあたりも、地味なことながら使いやすさにつながる。

 右側面にはUSB2.0 端子×2、マルチカードリーダー、有線LAN端子、電源コネクターが並ぶ。小型モデルながらUSB端子が合計3つあるおかげで、周辺機器との連携もしやすい。また有線LAN端子の存在は、無線LAN環境のない出張先のホテルや、セキュリティのために社内で無線LANを限定的にしか利用していないオフィスなどで活躍してくれるはずだ。

本体左側面にはD-sub 15ピン、HDMI端子、USB3.0端子×1、マイク端子、ヘッドフォン端子が並ぶ

右側面にはUSB2.0端子×2、マルチカードリーダー、有線LAN端子、電源コネクタを配置

手前側にはステータスLEDだけがある

 目新しいことをしているというよりは、これまで小型・軽量化を優先しすぎて犠牲になっていた部分を丁寧に拾い上げたという印象のつくりとなっている。次回は、LB-J300Xの内部的な構成についてと、ベンチマークによる性能評価などを紹介しよう。

LuvBook Jの試用機の主なスペック
機種名 LB-J300X
CPU Core i7-4510U(2.0GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4400
メモリー 8GB
ストレージ 500GB HDD
ディスプレー 13.3型(2560×1440ドット)、IGZO
光学ドライブ
通信規格 有線LAN(1000Base-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0
インターフェース USB 3.0端子×1、USB 2.0端子×2、HDMI端子×1、D-sub 15ピン、マイク入力端子×1、ヘッドフォン出力端子×1
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ
連続駆動 約5.4時間
サイズ/重量 約幅326×231×23.6mm/約1.4kg
OS Windows 8.1 Update(64bit)
マウスコンピューター/G-Tune
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