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HTML5がW3C勧告に、15年ぶりの大改訂

2014年10月30日 13時59分更新

文●Web Professional編集部

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 W3C(World Wide Web Consortium)は10月28日、HTML仕様の最新版である「HTML5」が勧告(Recommendation)に達した発表した。勧告とは、すべてのレビュープロセスを経て、仕様が最終的に確定した状態を指す。1999年に勧告された「HTML 4.01」以来、15年ぶりの大改訂となり、一般企業への普及がさらに進みそうだ。

 HTML5をめぐっては、一時、一部の仕様や機能をめぐって議論が収束せず、勧告が先延ばしになる可能性が指摘されていた。2012年にW3Cが「Plan 2014」と呼ばれる工程表を発表。DRMなどの結論が出ない仕様について「HTML 5.1」へ先送りすることで、今回の勧告にこぎ着けた格好だ(関連記事)。

HTML5の勧告を伝えるW3Cのトップページ

HTML5の勧告を伝えるW3Cのサイト

 今回の発表に際し、W3Cディレクターのティム・バーナーズ=リー氏は、「ブラウザー上でビデオやオーディオを見たり、通話したりすることは、いまや当然のこととして受け止められている。(中略)HTML5とオープンWebプラットフォームは、ユーザーのさらなる期待に応える」とのコメントを寄せている。

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