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Best Global Brands 2014

任天堂のブランド価値が下がって、中国企業は上がった

2014年10月29日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 ブランドコンサルティングのインターブランドが、2014年度版ベスト・グローバル・ブランド・リストを発表した。海外売上比率が30%を超えるグローバル企業のブランド価値を、財務状況や消費動向、また将来の業績予測などを通じた同社の算定基準で順位付けしたもの。

 トップ5は、1位 アップル、2位 グーグル、3位 コカ・コーラ、4位 IBM、5位 マイクロソフト。順位と顔ぶれは昨年度と同じだった。アップルのブランド価値は約1188億ドル(約12.8兆円)で前年比21%増。

 トップ100のブランド価値の合計は前年比7%増、勝ち組がより伸びた形となった。

 中国企業として通信機器メーカーのファーウェイが初めてランクインするなど、アジアの躍進が目立った。ベスト100のうちアジア企業は日本企業7社を含めて11社が登場している。

 スマートフォンやソーシャルといったテクノロジートレンドに乗れなかった企業が順位を大きく落としたのも今年度の特徴だ。ノキアは昨年度の57位から98位、任天堂は67位から100位まで順位を下げている。

 逆にスマートフォン広告で伸びたフェイスブック、自動車のネットワーク化を推進しているアウディなどが上位に入った。Eコマース向けにサービスを開発するフェデックスも初めてランクインを果たしている。

 一方、日本ブランドそのものはトヨタや日産など自動車メーカーを中心に前年比12%の伸びを示した。ソニーやパナソニックなど構造改革を進める日本企業も、世界規模では依然高いブランド価値を保っている。


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