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猫ちゃんたちのハロウィン仮装、378億円の経済効果

2014年10月28日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 業者が着ぐるみを作るときは、しっぽの穴をどこにあけるかを設計に入れる必要がある。

 全米小売協会(National Retail Federation)によれば、米国でハロウィンに使われる平均費用は77.52ドル(約8372円)、仮装グッズの売上は全体で74億ドル(約7992億円)にも達する見込みだそうだ。うち仮装関連の売上は大人向けが14億ドル、子供向けは11億ドルにのぼる見込み。

 ハロウィンのコスチュームが必要なのは人間だけではない。同調査によれば猫ちゃん・わんちゃん、ペットに仮装させたいと考えている米国人は2300万人にのぼり、ペット向け仮装グッズの売上は今年度ざっと3.5億ドル(約378億円)に達すると見られている。

 ハロウィンブームは日本にも波及し、富士経済によればハロウィンの加工食品市場規模は100億円を突破するものと見込まれている。クリスマスの915億円、バレンタインの603億円には及ばないが、カボチャやオバケなどキャラクターが分かりやすいため小売店の取り扱い意欲も高いという。

 通販大手の楽天では2013年度、ハロウィン関連グッズの流通総額が3年前の2010年度に比べて5.5倍にふくらんでいる。今年度は10月20日時点で前年度比1.5倍に伸びているそうだ。

 今年は楽天でもペットコスチュームの特設売り場を用意している。売上がどこまで伸びるかは不明だが、ペットたちが喜んで着たがるコスチュームが売れてくれれば何よりだ。

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