このページの本文へ

押し間違えやすいiPhoneのキーボードのマイクが消せる!

2014年10月26日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 iOSのキーボードには、マイクボタンをタップして使える「音声入力機能」が備わっている。以前と比べ精度も上がったように感じるし、さらにiOS 8からはリアルタイムでの入力も可能となった。しかし、文字入力時にマイクボタンを誤ってタップして邪魔だと感じることは少なくない。

球儀アイコンのキーボード切り替えボタンを押そうとして、うっかり音声入力を起動させてしまった経験がある人は多いのでは?

 従来も音声入力を非表示にすることは可能だったが、Siriの設定ごとオフにする必要があった。しかし今回、iOS 8.1のアップデートにより、ようやく音声入力のオン/オフが独立して設定できるようになった。

 設定方法は、「設定」から「一般」を開き、「キーボード」をタップ。「音声入力」という項目が新たにできているので、これをオフにする。Siriの機能はそのままに音声入力ボタンだけが非表示になったはずだ。

「設定」→「一般」→「キーボード」→「音声入力」をオフでOK。あらためてキーボードを立ち上げると、かな・英字キーどちらでもマイクボタンが消えているはず

 ついでにキーボードの設定も見直してみよう。

 かなをフリックでしか入力していない場合は、設定項目の「フリックのみ」はオンがオススメ。「ああああ」「いいね」など同じ文字を連続で入力する場合、「フリックのみ」をオフにしていると、文字入力後確定まで一瞬待つか、「→」キーで確定させる必要があるからだ。しかし「フリックのみ」をオンに設定すれば、同じ文字を連続して打つことができる。

音声入力と同じ設定ページに、「フリックのみ」というかな入力の項目がある。指をスライドさせる「フリック」入力が多いなら、この項目はオンにしておく

 逆に「お」を入力するときに「あ」を5回タップする、いわゆる“ガラケー打ち”をしていたり、「い」は「あ」を素早く2回タップ、「お」はフリックでといったハイブリッド派の人はオフにするなど、自分の入力スタイルに合わせて設定を見直してみよう。

左が「フリックのみ」をオフにした場合、右がオンに設定した場合。フリックのみのキーボードだと、英字・数字キーパッドへの切り替えも簡単だ

 iOS 8といえば、Yosemiteとの連携強化やApple Payへの対応など、華々しいニュースが多かったが、その裏で音声入力ボタンの非表示という細かな改善もなされていた。こういった地味な機能こそ、毎日iPhoneを快適に使う上で見逃せないポイントだ。


■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中