やはり買うなら中国だ。インテル投資部門のインテルキャピタルが21日、合計2800万ドル(約30億円)を中国のスタートアップ企業5社に投資したと発表している。
投資先は瞳の虹彩を認識する技術を手がけるアイスマートテクノロジー、産業用インターネット・オブ・シングス(IoT)ソリューションのフィブコムインダストリーほか。
いずれもウェアラブルデバイス、IoTの関連企業。スマートフォンに次ぐハイテク産業の成長基盤として期待されている。
インテル・チャイナのイアン・ヤン代表は「インテルが中国に長期的に関与し、継続的に投資することで、中国ハイテク産業のエコシステムの成長を加速させ、中国ひいてはグローバルでICT産業に大きな変化をもたらすことができる」と述べ、産業の成長に期待をかけた。
なお、インテルキャピタルでは2005年の「テクノロジーファンド」200万ドル、2008年の「テクノロジーファンドII」500万ドルからも、それぞれ中国企業に投資している。