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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第177回

さまざまなマシンにインストール!

Windows 10を一足早く使いこなすワザ【インストール編】

2014年10月23日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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回復ドライブを事前に準備
Surface Pro 3にデュアルブート!

 Surface Pro 3でWindows 10を使ってみたいが、アップデートするのは怖い。そこで、デュアルブートを構築することにした。しかし、デュアルブートとはいえ、万一のことがあったら面倒。データのバックアップや回復ドライブの作成をきちんと済ませておく。

回復ドライブに利用するUSBメモリーを装着する

 次に、Windows 10をインストールするパーティションを用意する必要がある。Surface Pro 3のSSDはCドライブの1パーティションなので、切り分けなければいけないのだ。まずは暗号化機能のBitlockerをオフにする。最初、管理ツールからパーティションの縮小を行おうとしたのだが、600MBほどしか確保できなかった。そのため、フリーソフトの「EaseUS Partition Master Free」を利用することにした。操作は簡単で、ゲージを動かして25GBほどの容量を確保し、実行するだけ。再起動後にパーティションが切りなおされる。その後、セキュリティを保つためにBitlockerは有効にしておこう。

お詫びと訂正:掲載当初、「EaseUS Partition Master Free」のソフト名に誤りがございました。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます。(2015年10月15日)

 続いて、外付けDVDドライブを利用し、ダウンロードしたWindows Technical PreviewのISOファイルをDVD-Rに書き込む。これは右クリックメニューの標準機能から行なえる。

 これで準備完了。一度シャットダウンし、ボリュームを下げるボタンと一緒に電源ボタンを押し、作成したDVD-Rから起動する。仮想マシン構築時と同じWindows 10のインストールウィザードが始まるので、指示に従って進める。新しく作成したパーティションを選択し、領域を確保すればいい。GPTディスクを選ぶように警告が出るが、無視。再起動したら、デュアルブートの選択画面が出る。数秒後に自動的にWidnows 10が起動するので、アカウントの設定などを行なう。インターネットに接続していないので、マイクロソフトアカウントではなくローカルアカウントでサインインする。後でネットにつなげて、マイクロソフトアカウントにすればいいだけなので、問題なし。

 Windows 10が起動したら、あらかじめマイクロソフトのサイトからダウンロードしておいたSurface Pro 3用のドライバーをインストールする。これで、ネットもタイプカバーも利用できるようになる。

コントロールパネルから「回復ドライブの作成」を開く

「回復パーティションをPCから回復ドライブにコピーします」にチェックして、「次へ」をクリックする

回復ドライブを作成するUSBメモリーを選択して、「次へ」をクリックする

確認したら「作成」をクリックする

「完了」をクリックする。「回復パーティションを削除します」をクリックすれば、PCの空き容量を増やすことができるがそのままにしておくといいだろう

コントロールパネルから「Bitlockerドライブ暗号化」を開く

「Bitlockerを無効にする」をクリックする

「Bitlockerを無効にする」をもう一度クリックする。処理が終了するまで時間がかかるが、その間もほかの作業をすることは可能

Bitlockerを無効にした後、コンピューターの管理でパーティションを縮小しようとしたが、606MBしか圧縮できなかったのでキャンセルした

「EaseUS Partition Master Free」を起動する

圧縮するCドライブを選択し、25GBの空き容量を作る

実行ボタンを押し、確認ダイアログで「はい」をクリックする

再起動後に、パーティションの分割処理が行なわれる

Surface Pro 3はDVDドライブがないので、光学ドライブを接続する

ダウンロードしたISOメディアを右クリックし、「ディスクイメージの書き込み」をクリックする

DVD-RにISOファイルを書き込む

光学ドライブにDVD-Rを入れたまま、ボリュームのダウンボタンを押しながら電源を入れる

ディスプレーの解像度の問題か、「Next」ボタンがほとんど見えなくなっている。Enterキーを押そう

作成した25GBのパーティションを選択し、「New」をクリックして領域を確保する

再起動後に、デュアルブートを選択できる画面が表示されれば成功

Surface Pro 3でWindows 10が起動した

デバイスマネージャーを開いたところ。いろいろと正常に動作していない

インターネットにつながるPCでSurfaceのホームページのサポートコーナーを開く

「Surface Pro 3、Surface Pro 2、および Surface Proのファームウェアとドライバー パック」を開き、「Download」をクリック

必要なドライバーをダウンロードしてUSBメモリーに保存する。基本的に「Surface Pro 3 September2014」にまとまっている

不明なデバイスをダブルクリックし、「Update Driver」をクリックする

「Browse my computer for driver software」をクリックする

ドライバーを保存しているUSBメモリーを選択する

インストールできた

ほかのデバイスのドライバーもインストールすれば完了だ

次ページでは、「Macbook Airにブートキャンプ! USBメモリーを利用

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