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Android 5.0が正式発表 新デザインのUIや通知機能に手が入る

2014年10月21日 11時00分更新

文● ドロイドさん

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通知領域やマルチタスク機能が強化
知人に一瞬端末を貸しやすくなった

 ユーザーの観点からすると、通知(Notifications)が進化している。ロック画面に通知が表示できるほか(表示しない設定も可能)、重要な通知、たとえば音声の着信などについては、他アプリの起動中にも画面の上部に表示できるようになった。またアプリ単位で通知の許可や優先度を変更可能である。

ロック画面にも通知を表示可能。通常の通知はこれまでと基本的に同じだが、もう1度上から下に引っ張ることで、クイック設定の項目が表示される

アプリ起動中に着信があった場合、元のアプリはそのままで上部に通知することも可能に。またアプリ単位で通知を止めたり、優先度を変更することが可能

 バッテリー回りも強化され、デバイスの利用可能な時間を最大90分延長するとする。また、充電完了までもしくはバッテリー切れまでの時間表示の機能も追加されている。アプリ開発者向けには、自分が制作したアプリがバッテリーにどのような影響を与えているかの統計を表示するコマンドを用意する。

開発者向けにアプリのバッテリー使用状況を表示するコマンドを用意

 セキュリティーでは、「Smart Lock」と呼ばれるBluetooth接続のウェアラブル端末などから、ロックを解除する機能が用意された。また他人に端末を貸すとき用に、ゲストモードで特定の機能しか利用できないようにしたり、特定のアプリに画面を固定してしまうことが可能になっている。さらにスマホを忘れたときに他のスマホから、自分のメッセージや写真にアクセスする機能が追加されている。

RecentsあらためOverview spaceでは、最近使ったアプリを上下に回転するように扱える。「画面の固定」では、この画面でピン上のアイコンをタップする。その状態ではホーム画面や他アプリに移行しようとしてもロック解除のパスワードやパターン入力が求められる

 AV面も強化されている。音声ではローレイテンシモードや5.1ch/7.1chオーディオ、USBオーディオ出力のサポート。ビデオではH.265による映像配信や4Kビデオの再生が可能になっている。


 Android 5.0は「Nexus 6」「Nexus 9」と同時に正式版が登場予定で、各社のスマートフォンへは来年以降の搭載になると思われる。64bit対応に加え、UIの変更など、久々のメジャーアップデートらしい、次世代端末に向けた大幅刷新と言える。

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