Alexander Stubb, Prime Minister of Finland 画像:Flickr by World Trade Organization(2013年撮影)
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが10日、フィンランドのランクを最上級の「AAA」から「AA+」に引き下げた。アレクサンダー・スタッブ首相によれば、格下げは広く見ればアップルの影響もあるという。13日、米放送局CNBCの電話インタビューに応じて語った。
フィンランドの二大産業は長らく製紙(パルプ)と、ノキアを中心とした携帯電話だったが、現在はどちらも伸びが望めない。背景にはアップルの「iPhoneがノキアを、iPadがフィンランドの製紙業(出版メディア)をつぶした」(スタッブ首相)側面もあるという。
しかしスタッブ首相の声は明るい。ロビオやスーパーセルなどスマートフォンゲーム企業は伸びており、携帯電話の世界企業だったノキアはネットワーク事業で成長している。
スタッブ首相いわく、「われわれはカムバックしてみせる」。