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2015年第一四半期に「CentreCOM AR3050S/AR4050S」リリース

アライド、4社協業で次世代ファイアウォール搭載機を開発

2014年10月15日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月14日、アライドテレシスと、デジタルアーツ、プロセラネットワークス、Emerging Threats Pro, LLCは、次世代ファイアウォールにおいて協業。次世代ファイアウォールを搭載したUTM&VPNルーター製品を、2015年第1四半期にリリースすると発表した。

 アライドテレシスでは、20年以上のセキュリティアプライアンスの開発実績とノウハウにもとづき、デジタルアーツのURLフィルタリングデータベース、プロセラネットワークスのDPIアプリケーション識別エンジン、Emerging ThreatsのIDS/IPSデータベースなどをベースにした次世代ファイアウォールを搭載したUTM&VPNルーター「CentreCOM AR3050S/AR4050S」を開発した。

 機能の詳細は以下のとおり。

URLフィルタリング
92種類のカテゴリーに分類された最新・高精度のデータベースによるURLフィルタリングにより、Webアクセスをコントロールすることが可能。新しいURLの追加のみならず既存URLの定期的な見直しにより、最新のWeb上の脅威に最適化されている。
IDS/IPS
外部からの不正アクセスや侵入を検知するとともに、不正侵入を自動的に防御する機能を備える。マルウェアの不正侵入をいち早く検出し、適切に対応することで被害を最小限に抑えることができる。
IPレピュテーション(IPアドレス・ブラックリスト)
通信時のIPアドレスを監視し、不正な通信をブロックすることで外部からの攻撃や内部からの情報漏えいを防止。
ディープ・パケット・インスペクション(DPI)
Webアプリケーションを含む、ネットワークを流れるトラフィックをリアルタイムに識別・可視化。分析とポリシーコントロールを行なうための解析情報を提供できる。
アンチウイルス
エンドポイントセキュリティと異なるセキュリティエンジンを用いて二重チェックすることで、エンドポイント側で発見できないウイルスをも検出し、より強固なセキュリティ環境を実現。
アンチスパム
フィッシングサイトやウィルス感染サイトへの誘導、メールフォルダ容量の浪費などの迷惑メールをブロックする。
ステートフル・パケット・インスペクション
アプリケーション層の情報まで捉えてアクセス制御を実現するステートフル・パケット・インスペクションを搭載。IPv6にも対応する。
マルチプラットフォーム対応のVPN
ARシリーズのVPNは、IPsec、L2TP v3、EtherIPなどを用いたサイト間VPNのほか、Windows、iOS、Android、UNIXなどのマルチプラットフォーム対応でリモートアクセスVPNが可能となっている。

 CentreCOM AR3050S/AR4050Sは、全ポートギガポートを搭載。アプリケーションアクセラレーションエンジン、パケットプロセッシングエンジン、暗号エンジンなどを搭載した高速MPUを採用することで、高いパフォーマンスを実現する。また、スイッチ製品「xシリーズ」と共通のモジュラー型OS「AlliedWare Plus」を搭載。シングルポイント障害が与える影響を最小限にとどめ、システム全体の可用性/保守性を向上させることが可能になっている。また、省スペース設計により19インチラック/1ユニットに2台設置が可能で、動作時温度0℃~50℃に対応する。

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