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新iPadまで待てない! 

iOS8からも気軽に出せる複合機「Officejet 5740」

2014年10月15日 17時00分更新

文● 古馬久三

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スマホやタブレットから印刷してみよう

 スマホやタブレット端末から印刷する方法としては、大きく分けて2種類がある。(1)HPが用意したアプリを使う方法と、(2)AirPrint(iOS)やAndroid用ドライバーが組み込まれた機器を使い、好きなアプリから直接印刷する方法、である。

iPad版のHP All-in-One Printer Remote。プリンターの各種ステータスも確認できる。

チュートリアルは手書き風の文字で各メニューの操作を示すなどわかりやすい。

 (1)に関しては「HP All-in-One Printer Remote」(AiO Remote)や「HP ePrint」といったオリジナルのアプリがあり、印刷やスキャン指示だけでなく、インク残量をはじめとしたプリンターのステータスを知ることもできる。(2)はブラウザーなどさまざまなアプリから直接印刷できる点が便利だ。

 まずはHP ePrintから。利用するためにアカウントの登録が必要だ。

液晶ディスプレーにホーム画面を表示している。

 プリンターの液晶ディスプレーでホーム画面を表示し、「左下」のアイコン(重なった縦の四角と横の四角に電波のマークが組み合わさったもの)をタッチすると、ePrintでモバイル印刷するための設定を知ることができる。設定の手順は紙にそのまま出力することもできる。これはプリンターならではだろう。

スマホからももりもり印刷したい。

 次にこの手順に沿って、ePrintのウェブサイトでアカウントなどを登録。指示に従ってアカウントとプリンターを紐付ける。その後、アプリをインストールして起動し、同様に指示に従って設定する。

プリンターなので操作手順も紙に出力できてしまう。

 スムーズに行けば、それぞれ3~4ステップほどで設定が完了。なかなかスピーディーに設定を終えることが可能だ。

 AiO Remoteアプリでは、スマホやタブレットで撮影した写真の簡易編集/印刷のほか、Officejet 5740でスキャンした画像の取り込みも可能だ。たとえば手書きでもらった地図や、案内状の控えなどを取り込んだりといった感じでメモ的に使える。実際はカメラでパシャりと撮るよりは、かなり時間がかかるのだが、きれいに保存できる点はいいだろう。

スキャン操作を実行してみたところ。本体のディスプレーよりも大型のタブレットの画面なので、操作やプリントした画像の確認もしやすい。

 iOSで使える、AirPrintに関してはさらに手軽だ。Safariなどのブラウザーで「四角に上向きの矢印」が付いたアイコンをタップすると、「AirDrop」や「メールで送信」、TwitterやFacebookへの投稿に加えて、「プリント」というアイコンが並ぶ。ここから印刷する機種や部数を選んで、「プリント」をクリックするだけ。驚くほど簡単だ。

iPad版Safariの場合、右上に「四角に上向きの矢印」がある。

タップするとこんな感じのメニューで、いろいろな操作を実行できる。ここではプリンターのアイコンを選ぶ。

同一LAN内にあるプリンターでAirPrintに対応したものが出てくるので、かなり手軽だ。

主な仕様
製品名 Officejet 5470
HP Directplus直販価格 2万340円
用紙サイズ A4
印刷解像度 最大4800×1200dpi
印刷速度 モノクロ:毎分12枚(ISO)、カラー毎分8枚(ISO)
ADF 最大25枚(普通紙)
スキャン解像度 1200×1200dpi/24bit
ディスプレー 2.65型カラー液晶ディスプレー
I/O IEEE 802.11b/g/n、10/100BASE-TX、NFC、USB 2.0、SDカードスロット
本体サイズ 幅454×奥行き410×193mm
重量 7.7kg

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