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ベンチャーピッチ×アスキー

月間5億PV「美人時計」の知られざるビジネスモデル

2014年10月12日 07時00分更新

盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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注目スタートアップのビジネスモデルを分かりやすく紹介。ビジンアンドカンパニーは月間5億PVのオンラインコンテンツ「美人時計」を運営する。全国7万人の契約モデルを抱える巨大なモデル事務所のようなビジネスモデル。

 月間ページ閲覧数(PV)は約5億件。360人の女性が1分ごとに切り替わって時刻を知らせる。

 オンラインコンテンツ「美人時計」を運営するのはビジンアンドカンパニー(BIJIN & Co.)。設立は2010年。昨年まで社名に美人時計を掲げていたが、今年に入って英名にあらためた。代表取締役は田中慎也社長。7万人の女性が契約モデルとして登録する巨大なモデル事務所のような業態。

 「企業理念は、全国の『BIJIN』にさらに輝ける機会を提供すること」(田中社長)

 メディアや一般企業が同社データベースを使い、女性をキャンペーンモデルなどに起用する。

 最近では「忍者女子高生」で話題となったサントリー「C.Cレモン」のCMが有名。「身長165cm」「Facebookに何を投稿した」など細かい条件でデータベースを検索できる中、「新体操ができる」モデルが選ばれた。

640万回再生された「忍者女子高生 制服で大回転」CM(サントリーYouTubeチャンネル)

 フジテレビの深夜番組「ディープガール」も同社がキャスティング窓口。データベースの背後に「芸能人になる」「キャリアアップする」といったコミュニティーがあり、女性たちがデビューの機会をうかがっている形だ。

 同社がクラウドキャスティングと呼ぶシステムで、サロンモデルの検索もできるようにした。

 サロンモデルは、モデルになりたい女性とモデルを探している美容業界の間で「かなりのミスマッチがあった部分」(田中社長)。同じシステムを地方自治体向けに使い、プロ野球教室やサッカー教室の運営に向けてスポーツ選手OBのキャスティングなども進めているという。

 女性の登録にはフランチャイズのようなパートナー制度を採用。全国から約60社を超える地方企業とパートナー契約を結んでいる。日本法人の海外支部と連携を図り、韓国、台湾などアジアを中心とした海外展開も進める。タイ・バンコクは電通、ハワイはJTB現地支部と連携しているとのこと。

 「データベース蓄積を念頭に置いているので、世界共通でいけるのでは」(田中社長)


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