今回のCEATECでは、人の生活に溶け込むような製品や新技術も多数見られた。本記事では、会場で気になった、または注目を集めていたテクノロジーについて紹介していこう。
身に着けるタイプのデバイスが大人気!
会場の中でひときわにぎわっていたのがエプソンのブース。ウェアラブルデバイスの「MOVERIO」体験コーナーは40分待ちの長蛇の列ができており、注目を集めていた。
そのほか、腕時計としても使えるセンサーデバイス「PULSENSE」や、ゴルフクラブに装着して自分のスイングを解析できる「M-Tracer」など、展示品をなかなか手に取れないほど盛況だった。
最新のテレビやレコーダーが対応する「SeeQVault」
「SeeQVault」というコンテンツ保護技術をご存じだろうか? たとえば、最近の液晶テレビの多くに録画機能がついているが、その記録先はほとんど外付けのUSB HDD(または内蔵HDD)となる。
このUSB HDDをほかのテレビに接続したとしても、保存されている番組は再生できない。著作権保護のためだが、SeeQVault対応であればほかのテレビで再生できるようになる。
今回のCEATECでは、このSeeQVaultのライセンス提供を行なうNSM Initiatives LLCがブースを設け、対応製品を展示。パナソニックのテレビや東芝のレコーダー、アイ・オー・データ機器のHDDなど、対応製品がいよいよ製品化されつつある現状を確認できる。
家電の次世代インターフェースはロボット!?
シャープのブースでは、リビングの中でさまざまな家電が連携する、というステージイベントが興味深かった。
中央にあるロボットが喜怒哀楽を顔の表情(本体内部からの光の投影)で表現したり、ユーザーの声を聴くだけではなく、ユーザーに話しかけたりする。次世代における家電のヒューマンインターフェース的な役割を果たすのだろう。
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