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スパイバーが新会社 合成クモ糸の量産に向けて

2014年09月30日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 バイオベンチャーのスパイバーは26日、小島プレス工業との合弁会社「エクスパイバー」を設立した。

 資本金4億5000万円。代表はスパイバーの関山和秀氏。スパイバーは人工合成クモ糸「QMONOS」(クモノス)を開発するベンチャー企業。小島プレスは愛知に本社のある自動車部品メーカー。

 2012年から共同で合成クモ糸繊維の開発にあたってきた2社が、研究開発のスピードを速めるとともに、知的財産戦略(IP)など機密情報を共有するための基盤を整えるのが目的。

 スパイバーと小島プレスは共同で試作ライン「第2試作研究棟(仮称)」を建造中で、来年1月に稼働予定。床面積は延べ6600平方メートル、従来のおよそ17倍となる年間20トンの繊維生産が可能になるという。

 従来は小島プレス工業から10人がスパイバーに出向していた。新会社のメンバーはスパイバーの執行役員4人、小島プレス小島洋一郎社長の計5人。今後の人員計画については流動的に考えるとしている。


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