このページの本文へ

ドコモが機械翻訳の会社を設立、世界最高の精度を目指す

2014年09月29日 19時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NTTドコモは同社開発のアプリ「しゃべってコンシェル」に音声認識システムを提供するフュートレック、翻訳ソフト業界最大手のシストラン(フランス企業。今年5月に韓国企業CSLiが買収)3社による合弁会社「みらい翻訳」を設立する。設立は今年10月で、資本金は9億9000万円を予定。

 英語、中国語、韓国語を中心にした機械翻訳サービスを提供する。将来的にはベトナム語、タイ語、インドネシア語なども対象にする見通し。B2B、B2B2Cいずれも展開できる形でサービス・プログラムを開発する。

 NTTドコモでは、独立行政法人情報通信研究機構の多言語翻訳エンジン、NTTの日本語解析処理に基づく機械翻訳技術を併用し、世界最高レベルの機械翻訳精度を目指すという。

 調査会社コモンセンスアドバイザリーによれば世界の翻訳市場は2兆3500円規模。市場のグローバル化・多様化に伴い、翻訳ニーズは今後拡大傾向にあるとされている。なお、グーグル「Google翻訳」利用者数は昨年5月時点で1日あたり2億人を超えている。


■関連サイト

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中