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日本最大級の交通広告 - 100台の連続・多面型の60V型デジタルサイネージ

2014年09月29日 11時31分更新

文● 大河原克行

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JR名古屋駅の中央コンコースに導入された60V型デジタルサイネージ

 シャープは、JR名古屋駅の中央コンコースに、60V型のデジタルサイネージ用ディスプレー「PN-R603」を100台導入。10月7日から本格運用を開始する。

 これまではポスター広告が掲出されていたコンコース内の柱の両面を、複数の動画や静止画を放映できるデジタルサイネージに置き換えることで、JR名古屋駅の利用客に向けて、広告などの情報発信を強化。さらに、災害時の情報提供媒体として活用していくという。

 中央コンコースは、名古屋駅の太閤通口と桜通口をつなぐ最も人通りが多い場所で、コンコースの左右に25本ずつ設置された合計50本の柱の両側にデジタルサイネージを設置。人の歩く流れにあわせた連続的な広告表示なども可能になる。100台の連続・多面型のデジタルサイネージは、交通広告では日本最大級となる。

 なお、10月7日からの一般広告を掲示するのに先駆け、10月初旬にかけて、東海道新幹線開業50周年に関するコンテンツを放映している。

 JR東海では、2011年度から、東京駅、名古屋駅、新大阪駅構内において、デジタルサイネージの設置を順次進めていた。

 シャープでは、デジタルサイネージ事業の強化に取り組んでいる。

 2005年に業務用ディスプレー市場に参入したシャープは、2008年には当時の世界最大となる108型業務用ディスプレーを発表。2010年にはマルチディスプレーを発表するなど、業務用ディスプレーのラインアップを強化。現在では、マルチディスプレーを筆頭に、90型の大型ディスプレーから20型の小型タッチディスプレーまで24機種をラインアップしている。高輝度タイプや高精細タイプ、薄型軽量タイプ、IGZO液晶による4Kディスプレーなど用途に応じた提案が可能になっている。

 ディスプレイサーチの調べによると、パブリックディスプレー市場は、全世界で年間250万台以上が出荷され、今後は60型以上の大型ディスプレー市場の伸長が見込まれている。

 シャープは60V型以上の大型液晶で61.7%のシェアを獲得。圧倒的な強みをみせる。

 また、富士キメラ総研の予測では、国内デジタルサイネージ市場は2020年には2520億円の市場規模が想定さてれおり、2012年度の3.1倍に拡大するとみられている。

 すでにシャープでは、名鉄名古屋駅で70型ディスプレーを22台納入。JR大阪駅で150台以上のディスプレーを納入した実績を持つほか、阪急うめだ駅では80型ディスプレーを12台、近鉄大阪阿倍野駅では70型ディスプレーを21台、JR博多駅では60型ディスプレーを50台、札幌駅地下では60型ディスプレーを64台、京王井の頭線渋谷駅では70型ディスプレーを28台、お茶の水ソラシティでは80型ディスプレーを27台、長崎ハウステンボスでは60型ディスプレー156台による5面キューブディスプレーを設置。あべのハルカスでは60型ディスプレーを9台のほか、施設内に100台以上のディスプレーを納入した実績などを持つ。


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