今回のことば
「スマホが増加するほど、レンズ交換式カメラ市場の活性化につながる」(キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長)
EOS 7D MarkIIでミドルハイクラスの2トップ体制を強化
キヤノンは、EOS 7Dの後継機種として「EOS 7D MarkII」を、2014年11月上旬から発売する。
「EOS 1D譲りの技術を惜しみなく投入したのがEOS 7D MarkII。卓越した動体撮影性能を備えたAPS-Cフラッグシップ機になる」と、キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長は語るとともに、「フルサイズ画質のEOS 5D MarkIIIとともに、ミドルハイクラスの2トップ体制を強化できる」とする。
EOS 7D MarkIIは、最高約10コマ/秒の高速連写と、EOSシリーズの中で最多の測距点数となるオールクロス65点AFを備えたほか、約2020万画素の新開発CMOSセンサーと映像エンジンを2基採用したデュアルDIGIC6により、静止画および動画ともに最高ISO 16000の常用ISO感度を達成し、低ノイズで階調豊かな描写を実現。進化した自動露出(AE)システムにより、被写体検知による高精度な露出制御だけでなく、フリッカー光源を検知し、露出への影響を抑えた撮影も可能となる。
追従性の高いAFを実現する「デュアルピクセルCMOS AF」を採用したほか、フルHD/59.94pの高いフレームレートでの撮影や、再生互換性の高いMP4形式での動画記録にも新たに対応。さらに、ボディーにはマグネシウム外装を採用した高い堅牢性に加え、優れた防塵・防滴性能も実現したという。
本体の実売価格は20万8000円になる見込み。本体とEF24-70L IS USMレンズキットは33万8000円。本体とEF-S18-135 IS STMレンズキットは24万8000円。いずれも税別。
「新たな製品への進化までに5年という歳月を要したが、圧倒的な進化を遂げるということにこだわった。今回のEOS 7D MarkIIは一眼レフの在り方を変える。それだけの性能を持った製品に仕上がっている」と、キヤノン イメージコミュニケーション事業本部副事業本部長の岡田正人執行役員は自信をみせる。
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