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LINEを使ってクーポン配信!店舗向けの新ツール「LINE@」の魅力とは?

2014年09月22日 07時00分更新

文● ReadWrite Japan編集部 via ReadWrite

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LINEを使った新しい店舗情報・クーポン配信サービス「LINE@」を導入する店舗が増えている。その特徴や実際の効果はどうなのだろう。

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「LINE@」とは?

「LINE@」は、人気のコミュニケーションアプリ「LINE」を使った店舗向けの集客・プロモーションツールだ。LINEの国内ユーザー数はいまや5,000万人を超えており、国民的なコミュニケーションツールとなっているが、これを店舗が集客や顧客とのコミュニケーションに使うことができるというサービスだ。

企業やブランドがLINEを使ってプロモーションを行えるしくみに「公式アカウント」があるが、大きな違いは公式アカウントの導入に初期費用(エントリープラン、800万円~)・月額費用(継続プラン、250万円~)がかかる一方、LINE@の場合は初期費用・月額費用が無料(※)となっており、圧倒的にLINE@の導入ハードルが低い点にある。

※友だち数が1万人を越えた場合、次月以降の月額料金プランは「上位プラン」からの選択となる。

しかし、LINE@でもクーポンの配信やプッシュ通知など、基本的な機能は公式アカウントと同様に利用することができる。このため、導入店舗は増加しており、現在では約67,000件(2014年7月現在)にも上っているという。

「LINE@」の特徴と仕組み

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LINE@におけるアカウントとユーザーコミュニケーション方法

LINE@を使った店舗プロモーションの最大の強みは「プッシュ型」であることだ。他のグルメサイトやクーポンサービスの多くが「プル型」でユーザーに情報を提供するのに対して、LINE@は店舗側から能動的に情報をプッシュ型で配信することができる。これによって、到達率・開封率・即時性が非常に高い情報提供と顧客とのコミュニケーションが可能なのだ。

その他、代表的なLINE@の機能を見ていこう

・メッセージ
配信用管理画面から簡単にメッセージを配信することが可能。

・LINE お店トーク
LINE お店ページから、お客からの問い合わせを受け付けることができる。また、問合せ受付後はお客とリアルタイムでトークを行い、お店の予約、商品に関する問合せ、意見募集など様々な用途に利用することが可能。

・LINE お店ページ
LINEおよびWEB上に簡単にホームページを持つことができる機能。

・リサーチ機能
お客の反応を確認するツールとして、リサーチページがある。投票機能とアンケート機能があり、投票機能には、「リスト形式」と「VS形式」の2種類が用意されている。

・クーポンの配信
メッセージには収めきれないリッチな情報やクーポンなどを簡単に作成し、配信することが可能。

「LINE@」の実際の効果

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気になるのは実際にLINE@を導入した店舗の声だ。

常に最先端のファッションやトレンドを牽引している「パルコ」は、現在全国19店舗全店にてLINE@アカウントを導入している。LINE@を始めるまではお客とのOne to OneなコミュニケーションにはDMやメルマガを使っていたが、数字が見えにくく、作ることばかりに時間がかかって効果があまり出ていないという課題を抱えていたという。

スマートフォンが普及し、今ではLINEアプリを多くの人がインストールしており、スマートフォンでつながるお客を増やしたかったため、LINE@の導入を決めた。導入後、定期的に配信を開始した500円クーポンはあっという間に引き換えが終わってしまい、DMや他の媒体と比較して、LINE@の影響力の違いを実感しているとのことだ。(LINE@公式ブログより)

豚骨ラーメンの草分け的存在といっても過言ではない「博多一風堂」は、現在、LINE@にて19アカウントを運用中だ。LINE@をスタートしたときには話題性のため、「一風堂」のHP上にLINE@特設サイトを設置し、ある程度のインパクトを出して友だち集めを行ったという。店舗でもスタッフが積極的に声がけすると、友だち数の増加にとても有効なようだ。

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LINE@導入を検討している企業には、来店頻度向上やリピーターの掘り起こしのためにも、お客にとって価値のあることやお店のステータスなどをしっかりと定めて方向性を決めると、運用もスムーズに進むとアドバイスをしている。(同じくLINE@公式ブログより)

LINE@をもっと詳しく知りたい人は、LINE@公式ページを是非覗いてみよう。詳しい機能やプランの紹介があり、LINE@の導入を検討している人を対象としたビジネスセミナーなども定期的に開催されている。

ReadWrite Japan編集部
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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