実駆動時間で9時間弱のスタミナ性能を確認
レッツノートシリーズは、バッテリー駆動時間が長いことでも以前から定評がある。レッツノート RZ4では、パナソニック製の新開発高容量バッテリーの搭載により、4セルながら、JEITA 2.0準拠で約10時間、JEITA 1.0準拠では約14時間という長時間駆動を実現している。
なお、大容量バッテリーは用意されていないが、標準バッテリーでこれだけ持てばまず満足できるだろう。実際に、BBenchを使って、バッテリー駆動時間を計測してみた。無線LAN常時オンで10秒ごとにキー入力、1分ごとにWebサイトの巡回を行わせ、電源プランを「バランス」、液晶輝度を「中」に設定して計測したところ、8時間57分もの駆動が可能であった。無線LAN常時オンで、これだけ持てば十分に合格点をつけられる。ACアダプターもコンパクトで軽く、本体と一緒に気軽に持ち歩ける。
待ち望んでいたコンパクトで軽量なレッツノート
レッツノート RZ4は、レッツノートシリーズとしては久し振りの10.1型液晶搭載機であり、軽くてコンパクトなことが魅力だ。
印象的な新色のブルー&カッパーや手に持った際のフィーリングなどに目がいきがちだが、中身もまったく新しいといっていいほどの進化を遂げている。レッツノートシリーズ初のCore M搭載で、低消費電力と長時間駆動を両立させており、バッテリー駆動時間は文句なく長いし、キーボードの使い勝手にもこだわっている。
レッツノートは、すべて神戸の工場で組み立てられた「Made in KOBE」であり、76cm動作落下や100kgf加圧振動試験なども、すべて国内で行われているため、その品質は高い。
モバイルノートとしての完成度は現時点でのトップともいえる製品であり、前に10型クラスのレッツノートを使ったことがある方はもちろん、他社のモバイルノートPCを使っていて、重さや駆動時間などに不満があるのなら、レッツノート RZ4の購入を強く検討すべきだろう。