最新Core Mと高速SSDでタブレットはもちろん
ハイスペックノートにも迫る性能
レッツノート RZ4は、最新のCore Mを搭載した2in1 PCであり、その性能も気になるところだ。そこで、いくつかのベンチマークテストを行ってみた。
総合テストの「PCMark 7」の結果は、画面に示したとおりで、総合値のPCMark scoreは「3943」という結果になった。Core i5-4310Uを搭載したレッツノート MX3のスコアが4900程度なので、基本動作クロックが0.8GHzであることを考えると(Core i5-4310Uの基本動作クロックは2GHz)、Core Mのクロックあたりの性能はかなり高いといえる。
ちなみに、Bay Trail-T搭載のWindowsタブレットの場合、PCMark scoreは2500程度であり、Core MのパフォーマンスはBay Trail-Tよりも数段上だ。Bay Trail-T搭載機でもWindows 8.1は快適に動作するが、レッツノート RZ4ならさらに快適だ。「PCMark 8」も計測してみたが、こちらも傾向はPCMark 7と同様であり、Bay Trail-TとCore i5の間のスコアであった。
また、「CrystalDiskMark 3.0.3」を利用して、SSDの転送速度を測ったところ、シーケンシャルリードは528.1MB/sと非常に高速であった。シーケンシャルライトはリードの約半分の262.2MB/sであったが、こちらもストレージにeMMCを採用したWindows 8.1タブレットに比べると格段に速い。
しっかりとした打鍵感があるキーボードは1.5mmのストロークを確保
レッツノート RZ4は、キーボードやタッチパッドの使いやすさにもこだわっている。10.1型液晶搭載のコンパクトモバイルなので筐体の横幅は狭いが、キーボードの横キーピッチは16.8mmと十分に確保されている。
キートップは葉のような形をしたリーフキーで、キーの押し間違いを減らしている。また、レッツノート AXシリーズのキーボードは、キーストロークが1.2mmとやや浅かったが、レッツノート RZ4では、キーストロークが1.5mmとなり、打鍵感が向上している。さらに、右下のカーソルキーが1段分下がって配置されるようになり、カーソルキーの押し間違いが減り、より快適に利用できるようになった。