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開発者もユーザーも利用がラクになる

印刷も容易に--Wi-Fi Directの機能拡張認定がスタート

2014年09月16日 20時50分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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 無線LANの規格策定を進めているWi-Fi Allianceは9月16日、プレス関係者に対しスマホやタブレットなどの機器同士を直接Wi-Fi接続できる「Wi-Fi Direct」の機能拡張について説明した。

インターネット接続なしでデータの共有、閲覧、印刷、撮影が可能なWi-Fi Direct

 Wi-Fi Directは、アクセスポイントがなくても無線LAN搭載機器同士の接続を可能にするもの。2010年10月から対応機器の認証がスタートしており、拡張された機能は「Wi-Fi Direct Send」「Wi-Fi Direct Print」「Wi-Fi Direct DLNA」「Miracast」の4点だ。

Wi-Fi Directを利用したサービスの発見とデバイスの設定が容易になるという新機能

 Wi-Fi Direct Sendはコンテンツの送受信が可能となり、Wi-Fi Direct Printはコンテンツの印刷ができる。Wi-Fi Direct DLNAはDLNA対応機器の発見をしやすくし、Wi-Fi経由でディスプレー表示ができるMiracastは接続を容易にしたという。

 また、アプリケーションの開発をしやすくするために、開発者向けに「Wi-Fi Direct Toolkit」を提供を開始した。

 Wi-Fi Allianceのケリー氏によると「これまで印刷をする場合、Wi-Fiの発見、接続、プリントの3プロセスが必要だった。だが、Wi-Fi Direct Printであればプリントしたいファイルを選んでボタンを押すだけで、バッググラウンドでプリンターを探し、接続して印刷が可能になる」という。

 現時点で機能拡張したWi-Fi Directに対応するテストベッドデバイスは「Nexus 10」など。認定は8月からスタートしている。

Wi-Fi Allianceのマーケティングを担当しているケリー・デイビス フェルナー氏

テストベッドデバイスの一覧

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