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ad:tech tokyo 2014

今年の見どころはネイティブ広告、ソーシャル、キュレーション

2014年09月17日 07時00分更新

文● ガチ鈴木大江戸スタートアップ

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 2014年9月16日~18日、デジタルマーケティングの総合カンファレンス「ad:tech tokyo(アドテック東京2014)」が東京国際フォーラムで開催。初日のセッションでは、今年のアドテックの見どころ、注目点が紹介された。

アドテック東京2014

 キーノートは最新の話題を事務局が用意。セッション、展示はアドテクからソーシャル、ネイティブアド、ソリューション、マネジメントと幅広いテーマで用意されている。ライフネット生命保険のマーケティング部岩田慎一部長はその時々の自社の課題に対し、フィットするものは何かを考えてから臨むようにとアドバイス。有料のセッションだけでなく、無料のセッションも充実している。

 登壇者が注目する今年のトレンドには、「ネイティブ広告」、「キュレーションメディア」、「ソーシャル活用の最新潮流」、「オムニチャネル」がキーワードに上がっていた。特にスマートニュースなどのキュレーションメディアと、Facebookのソーシャルメディアにおけるネイティブ広告は、オンライン広告バブルで終わってしまうのか、広告業界に関わるプレーヤーの中でどう消化されるかが今年のアドテックの重要なポイントだと語られた。

 ホットリンク内山幸樹代表取締役CEO「ネイティブ広告の成功事例が出れば、それにみんな乗ってしまう。自分たちも成功できるかはそんな簡単ではない」

 花王デジタルトレード室本間充室長「ネイティブ広告をカテゴリー、業界ごとにやれることなのか、やれないことなのかを理解するために考えることが必要」

アドテック東京2014

アドテック東京2014

 ソーシャルの活用は、情報の発信、フォロワーの意見を見る、ユーザーとの対話するという段階から、つぶやきを分析し予測する段階、さらにユーザー自体を分析してダイレクトマーケティングへのアクションを取る時代に変化していると語る。マーケティングにソーシャルが活用され、その進化のスピードは速い。それを知るためにもアドテック東京2014は注目だ。

 アジャイルメディア・ネットワーク徳力基彦取締役CMO「ソーシャルメディアを使って情報共有できるマーケティングが重要になり、さらに分析をしないといけなく変わってきている。ソーシャルはほかの広告分野すべてに関わっている」

 オグルヴィ・ワン・ジャパン馬渕邦美代表取締役「ソーシャルを業務システムと一体化させ、企業として良い顧客をどう育成できるか興味がある」

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