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深厚のWindows使いこなしテクニック 第7回

Windowsアプリをサービス化してサインイン前に起動!

2014年09月16日 12時00分更新

文● タトラエディット

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任意の非サービスアプリをサービスとして起動する

「NSSM」のサイト。左側のメニューより「Download」を選択して「Latest release」の最新版をダウンロードする

「NSSM」のサイト。左側のメニューより「Download」を選択して「Latest release」の最新版をダウンロードする

 前述のとおり、サービスの登録は場合によってはOSの挙動がおかしくなることがあるため、試す場合は自己責任となる。

 それでも任意のアプリをサービスとして起動したいという場合は、フリーソフトの「NSSM」(http://nssm.cc/より入手可能)を利用するのが手っ取り早い。

インストールは手動で行なう。ダウンロードしたファイルを解凍し、「win64」または「win32」フォルダーにある「nssm.exe」をパスの通った「\Windows\System32」などのフォルダーにコピーすればインストール完了

インストールは手動で行なう。ダウンロードしたファイルを解凍し、「win64」または「win32」フォルダーにある「nssm.exe」をパスの通った「\Windows\System32」などのフォルダーにコピーすればインストール完了

インストールが終わったら、実際に任意のアプリをサービス化してみる。「ウィンドウズ」ボタンを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」をクリック

インストールが終わったら、実際に任意のアプリをサービス化してみる。「ウィンドウズ」ボタンを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」をクリック

コマンドプロンプトが開いたら「nssm install <任意のサービス名>」と入力して「Enter」キーを押す。サービス名はわかりやすい名称にしておけばいい

コマンドプロンプトが開いたら「nssm install <任意のサービス名>」と入力して「Enter」キーを押す。サービス名はわかりやすい名称にしておけばいい

GUIの設定画面が開くので、「Path」にサービスとして起動させたいアプリの「EXE」形式の実行ファイルを指定。「Install service」をクリックすると設定完了

GUIの設定画面が開くので、「Path」にサービスとして起動させたいアプリの「EXE」形式の実行ファイルを指定。「Install service」をクリックすると設定完了

サービスの管理画面を開くと、さきほど指定したアプリがサービスとして登録されているはずだ

サービスの管理画面を開くと、さきほど指定したアプリがサービスとして登録されているはずだ

 NSSMとは「Non-Sucking Service Manager」の略。利用には、事前に任意のアプリをNSSMに登録しておく。そしてサービスとして実行されるNSSMが起動すると、事前登録した非サービスのアプリを呼び出す。

 こうすることで、任意のアプリをあたかもサービスとして起動させているように見せることができるのだ。

 常時起動させておきたいアプリは、サービス化しておくといいだろう。

操作不能になる可能性もあるので
サービスに登録するアプリは慎重に選ぼう

 ただし、何でもかんでも登録してしまうと、アプリの不具合があったときにサインインすることができなくなることもある。

 特に、ロック画面で操作不能に陥ってしまう場合があり、。その際はセーフモードで起動しなおしてサービスを止めるといった手間が発生する。ここぞというアプリに限定して使うべきだろう。

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