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最新小型ベアボーンPC活用術 第2回

白LIVAとiPhoneでD.E.S.U.N.Oプラットフォームを拡張するんですの

2014年09月17日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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通信環境を整える

 モバイル環境を実現するために別途ルーターが必要になるのだが、これはテザリングでも構わない。今回は余っていたスマホでローカルネットワークを作ってみたが、とくに問題はなし。またオンラインにする必要がない用途であれば、LIVAをアクセスポイント化してもいい。手順としてはコマンドプロンプトで、以下のコマンドを打つだけでいい。

netsh wlan set hostednetwork mode=allow ssid=(アクセスポイント名を入力) key=(パスワードを入力)
keyusage=persistent
netsh wlan start hostednetwork

 そして操作面はキーボードとパネル……といいたいところだが、スマホを活用する。これはリモートデスクトップアプリがそろったのもあり、だいぶハードルが低くなったからだ。今回はiPhone 5sを使用しているが、実用的なレベルを考えると、iPad miniやNexus 7などの8インチゾーンに位置するタブレットが無難だろう。

 またリモートデスクトップアプリによっては、マルチディスプレーも可能であり、意外と拡張性は高い。ただ今回はLIVAはiPhone 5とほぼ同じ大きさなので、iPhoneでWindowsをモバイルしたいという欲求を満たすために、iPhoneを採用している。

アプリはMicrosoft Remote Desktopを使用した。TeamViewerやAirDisplay2なども候補になる

これがD.E.S.U.N.O 'Plusだ!

 では実際にD.E.S.U.N.O 'Plusのモバイル形態へのシフトを見てみよう。なるべくコンパクトに済ませたいので、結束バンドによる各パーツの固定ではなく、吸盤シートを使用している。吸盤シートは東急ハンズで入手したもので、浴室用のアイテムとして販売されているものだ。

LIVA天板部に吸盤シートをセットする

吸盤シートは2つ必要で、うちひとつはLIVAの天板に合わせて二分している

Anker Astro E3と合体。両面とも吸盤なので何回でも使用可能だ

Anker Astro E3の正面にも吸盤シートをセットする

吸盤シートの上にiPhone 5sをセット。ほとんどのスマホの背面はフラットなので困ることはないだろう

そしてUSBケーブルを接続したら完了だ。もう少し短いものにしておけばよかった

正面から見るととてもコンパクトに見えるが……横から見ると写真のように分厚い

とはいえ、中身はWindowであり、タッチ操作もOKなので操作性はいい。用途はあれこれ浮かぶのだが、まずはブラウズからはじめてみるといい

→次のページヘ続く (実際に外で使ってみた

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