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セブン&アイのオムニチャネル戦略で飛躍するFrancfranc

2014年09月13日 05時23分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 オシャレな雑貨と家具の店「Francfranc(フランフラン)」を展開するバルス。実店舗での販売のほかオンランショップも開設し、着々と顧客を開拓してきた。そんな同社は昨年末のクリスマスに、セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)との資本業務提携を発表した。

 セブン&アイは、実店舗やECサイト、カタログ通販などさまざまな販売チャネルを連携させることで相乗効果を高めようという「オムニチャネル戦略」を推進している。実店舗数はセブン-イレブンやイトーヨーカドー、そごう・西武などグループで1万7000店に及び、オンラインでは「セブンネットショッピング」を展開。今年の1月にはグループ各店で無料配布する「セブンネット生活」を創刊し、実店舗と「セブンネットショッピング」の連携を図っている。

 一方で昨年、通販大手のニッセン(ニッセンホールディングス)と資本業務提携を締結。天満屋ストアとの資本提携や天満屋との業務提携、バーニーズ ジャパンへの出資も行ってきた。

「セブンネットショッピング」に開設した「Francfranc」
「セブンネットショッピング」に開設した「Francfranc」

 バルスはセブン&アイとの提携により、セブン&アイグループ傘下の西武百貨店、そごう及びイトーヨーカ堂が運営するショッピングセンター、アリオなどへ「Francfranc」を出店。4月には、「セブンネットショッピング」に「Francfranc」をオープンするなど、セブン&アイのオムニチャネル戦略とうまくリンクさせている。セブン&アイちとのシナジーで企業価値を高めようというわけだ。

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