最大18コア、“Haswell-EP”世代のXeon E5-2600 v3が登場! 第3回
独自のセキュリティ機能「Trusted Platform Assurance」も全製品で採用
IBM、Xeon E5 v3搭載の「System x M5」サーバー群を発表
2014年09月12日 06時00分更新
日本IBMは9月10日、新しい「Xeon E5-2600 v3」プロセッサーを搭載したx86サーバー新製品群、「IBM System x M5」サーバーを発表した。IBM独自のセキュリティ機能/手法「System x Trusted Platform Assurance」も採用している。出荷開始は今年第4四半期からを予定。
今回発表されたのは、2way/2Uのラックマウント型「System x3650 M5」、2way/1Uの「System x3550 M5」、2way/5Uのタワー/ラックマウント型「System x3500 M5」、「PureFlex System」用の2wayコンピュートノード「Flex System x240 M5」、2way/ハーフラック(2分の1U)の高密度型「NeXtScale nx360 M5」、そして「水冷式 IBM NeXtScale System」の6機種。
すべての機種で、インテルが先日発表したXeon E5-2600 v3ファミリー(関連記事)を搭載。DDR4メモリを採用し、最大1.5TBのメモリ容量を実現する。これにより、IBMの調査では、前世代サーバーと比較して一般的なJavaワークロードで最大131%、仮想化ワークロードで最大61%、データーベースアプリケーションで最大59%のパフォーマンス向上が見られたという。
IBM System xでは、業界標準のセキュリティ技術に加え、独自のセキュリティー機能と厳格な管理手法を組み合わせたTrusted Platform Assuranceを採用しており、ファームウェアの改竄などハードウェアレベルでのセキュリティリスクからシステムを保護する。また、Trusted Platform Module(TPM)2.0対応のセキュリティチップを搭載している。そのほか、オプションとして自動暗号化ドライブや、セキュリティキーの一元管理機能「IBM Security Key Lifecycle Management」も提供する。
なお、水冷式 NeXtScale Systemは直接水冷式の設計となっており、同等の空冷式システムと比較して最大40%のエネルギー効率向上が実現するという。そのほかのSystem x M5サーバーにおいても、新設計によって従来製品比での効率化が図られている。
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