このページの本文へ

富士見iPhoneクラブ 第217回

iPhoneクラブがiPhone 6/6 Plusを語る! 買うのはどっち!?

2014年09月11日 20時00分更新

文● iPhoneクラブ製作委員会

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iPhoneクラブのオススメは
iPhone6? それともiPhone 6 Plus?

じまP さて、今回の最大のトピックといえば、やはり2つのiPhoneが出たこと。iPhone 6とiPhone 6 Plusです。

ドロイド スペックを見ると、順当な進化といったところでしょうか。どちらも、CPUとしては64ビットCPU「A8」、また「M8モーションコプロセッサ」を搭載。現時点では動作クロックはハッキリわかりませんが、きっと高速になっているのでしょう。

iPhone 6と6 Plusには、画面の大きさだけでなく、スペックにも違いがある

カリー カメラが強化されている印象が強いですね。画素数こそiPhone 5sと同じですが、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、スローモーションビデオ撮影(120fpsまたは240fps)も可能です。

じまP 光学式手ブレ補正はiPhone 6 Plusの方だけに搭載しているんですね。うーん、カメラ機能を重視するなら、やっぱiPhone 6 Plusなのかなあ。

ドロイド ネットワークではTD-LTEとキャリアアグリゲーションに対応しているのは予想どおりでしたね。特にキャリアアグリゲーションがすでにスタートしていて、かなり広い範囲で下り最大150Mbpsのネットワークが利用できるau版は注目でしょう。ドコモが夏モデルからスタートしている、LTEのパケット通信を利用して高音質の音声通話を実現するVoLTEについてもやはり対応(関連記事)している。

じまP さて、お2人に質問なのですが、ズバリどちらを買いますか?

カリー 当然iPhone 6 Plusでしょう!

ドロイド もちろんiPhone 6 Plus。

じまP ドロイドさんはともかく、カリーさんが画面の大きいiPhone 6 Plusを推すとは! 手が小さくて、5型以上が多い最近のスマホに否定的だったのに。

カリー いや、iPhone 6もiPhone 6 Plusも大きくなっちゃったから、どうせそれなら、より高いものが欲しいじゃないですか!

じまP あっ、そういう理由ですか……。でも、確かにスペックには違いがあります。表で見てみましょう。

  iPhone 6 iPhone 6 Plus iPhone 5s(参考)
ディスプレー 4.7型IPS液晶 5.5型IPS液晶 4型液晶
画面解像度 750×1334ドット 1080×1920ドット 640×1136ドット
サイズ 約67×138.1×6.9mm 約77.8×158.1×7.1mm 約58.6×123.8×7.6mm
重量 約129g 約172g 約112g
CPU A8 A8 A7
内蔵ストレージ 16/64/128GB 16/64/128GB 16/32/64GB
無線LAN IEEE802.11ac IEEE802.11ac IEEE802.11n
カメラ画素数 リア:8メガ/イン:1.2メガ リア:8メガ/イン:1.2メガ リア:8メガ/イン:1.2メガ
NFC ×
待受時間 250時間 384時間 250時間
通話時間 14時間 24時間 10時間
ビデオ再生 11時間 14時間 10時間
オーディオ再生 50時間 80時間 40時間
カラバリ Space Gray、Gold、Silver Space Gray、Gold、Silver Space Gray、Gold、Silver

カリー やっぱりアップル専門のライターとしては、最新のエクスペリエンスに触れてみたいわけですよ。カメラも含めてね。

早々に「大画面スマホはイイ」
という声であふれるようになる!?

じまP ドロイドさんはいかがですか? ドロイドさんが普段使われているGALAXY Note 3は、iPhone 6 Plusとかなりサイズが近い(約79×151×8.3mm)ですよね(関連記事)。感覚的にも近いのかな。ちなみに1万円札も近いサイズらしいので、読者の皆さんも持ってみてください。

ドロイド コンパクトな方が持ちやすいというのは当然そうですよ。でも大画面の方が、SNSでもウェブでも、当然より多くの情報を同時にたくさん見られます。結局どっちを選ぶかという話になりますが、スマホのヘビーユーザーであればあるほど、大画面の良さって比較的早く理解できるんじゃないかな。

iPhone 6 Plusと一万円札のサイズはほぼ同じ……ということで、一万円札と同じ大きさの紙を持って電話してみる。ちょっと大きい?

カリー 最近だと、ファブレットを普通に使っている女子を見るしなあ。iPhoneも時代のトレンドをキャッチしているということでしょうか。

ドロイド ただ、気になるのはiOSのUI。たとえばiOSのアプリって一つ前の画面に戻るのに、画面の左上をタップさせられるケースって多いでしょ? Androidだったら「戻る」キーがあるからそもそも画面はタップしないし、大画面スマホが多いせいか、Androidのアプリは画面上部に頻繁にタップしないといけないケースが減っているように思います。iOSアプリも徐々に変化していくのかも。

左写真の「Echofon」のように1つ前の画面に戻るのに画面左上のタップを要求されるiOSアプリは少なくない。大画面スマホだとこれは少々厄介。右のSafariのように頻繁にする操作は画面下部のタップでできるようになると楽

じまP そこでホームボタンの2度押しで、スクリーンの上半分を下半分に下げてくる「Reachbility」なる機能があるようですね。

ドロイド あー、富士通のARROWSシリーズとかでも搭載されている機能ね。個人的にはiOSらしくない、ムリクリ感というか、経過措置感があるなと。ただ結局、大画面スマホって慣れ次第なんですよ。たとえば右手の片手持ちで画面上部をタップするときは、端末の左下の部分を左手の親指人差し指でつまんで、スッと右手で端末持つ位置を変えたりとか。慣れると無意識でできるようになりますよ。

ARROWSシリーズでは以前から、メインキーの一番右にある矢印をタップすることで画面の上半分を下に引き下げることが可能だった

カリー ところで、iPhone 6を積極的に選ぶ理由があるんでしょうか。バッテリーの持ちもiPhone 6 Plusに負けますし、カメラには光学式手ブレ補正が付いていないし、画面解像度も……。

じまP 「5.5型はさすがに大きいな」って人はこちらを選ぶのかもしれません。

ドロイド 4型台の後半でも、端末のデザイン次第で、コンパクトスマホに近い操作感があるスマホって案外多いから、これは実際に触ってから意見が言いたい部分なんです。実は。

カリー そうそう、NFCにもついに対応しました! Apple Payと呼ばれる独自の決済サービスは、クレジットカードなどを登録することで、店舗の決済端末にかざすと決済できるそうです。

日頃からおサイフケータイをフル活用しているドロイドさんにとっては、Apple Payにあまり新鮮味を感じない様子。編集部にあるドリンクの自販機も実はおサイフケータイ対応だ!

ドロイド 指紋認証や「iPhoneを探す」との連携、アプリの見せ方なんかはさすが! って部分はありましたが、まあ日本ではおサイフケータイで昔からほぼ同じことできるんで。

じまP 発表会ではApple Payに対応したお店が表示されるたびに盛り上がってましたけど、ぶっちゃけ日本のコンビニはほぼどこでも使えますからね。

ドロイド NFCの活用方法はモバイル決済だけではないと思うので、今後にさらに期待したい部分ではある。


(次ページでは、「Apple Watchのキラーアプリは「マップ」かも?」)

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中