このページの本文へ

Beacon×NFCでスマホユーザーに対するO2O集客を完結

2014年09月10日 12時11分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 スマホの普及とともに、にわかに注目を集めるようになったBeacon(ビーコン)。近距離無線通信規格のBluetooth(ブルートゥース)を使い、たとえば店舗に訪れた客のスマホにBeacon経由で特売情報を表示させるなど、販売促進に活用しようという事例が増えつつある。

 Beaconにより、スマホを使ったオンライン経由でユーザーを実店舗の顧客に誘い込む「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」の効果を期待できる。

 同じく、近距離無線通信技術としてNFC(Near field communication)の利用は広がっている。代表的なものはスマホや非接触型ICカード。特に非接触型ICカードは、スイカ(Suica)やパスモ(Pasmo)、ナナコ(nanaco)など、電子マネーの支払い・決済に使われるケースが多い。

 Beaconを使って集客し、NFCによって決済までをオンライン活用によってサービス化する――。アプリックスIPホールディングスは10日、そんなサービスの提供を可能とする「MyBeacon with NFC」を開発した。

売り場でBeaconを利用するイメージ
売り場でBeaconを利用するイメージ

 「MyBeacon with NFC」は、BeaconとNFCを組み合わせることにより、決済システムと位置情報サービスを連携したサービス。リアル店舗で利用できるクーポン券をスマホアプリで発行するなど、まずは実店舗への来店をうながし、来店客に対してはBeaconを使い、客の店内の動きを位置情報として把握するほか、客が近づいた売り場にあわせて商品情報をスマホに通知。商品購入時には、支払い・決済をNFCで済ませる。すべてを一貫できるわけだ。

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中